2009年2月27日金曜日

最高裁判所判決に対する抗議集会についての注意喚起

1. 25日、イスラマバードの最高裁判所において、ナワズ・シャリフ元首相の議員としての「資格なし」及び同実弟であるシャーバーズ・シャリフ・パンジャブ州首席大臣の同州議会議員としての「資格喪失」の判決が下されたところ、右判決に対する抗議集会がラワルピンディーをはじめ、国内各地において発生しています。

2. 特に、ラホールにおける抗議集会は5,000人を超える群衆が集まっている状態であり、内務省は本件事態に対し厳戒態勢を取っています。また、抗議集会は午後3時より開始される予定(終了時間は不明)であり、今後更に大規模な集会となることが予想されます。このような状況においては、不測の事態が生じる可能性も高く、また、右取り締まりのため、多くの警察官が動員されることから、治安当局等を狙ったテロが発生する可能性も否めません。

3. つきましては、イスラマバードをはじめとするパキスタン在住の邦人の皆様におかれては、累次「お知らせ」にてお伝えしているとおり、不測の事態に巻き込まれることのないよう以下諸点について、十分な注意を払ってください。更に、最新の情報に留意するなど、個々人における安全対策に心掛けてください。

(1) 政府機関・軍の施設、与党(特にPPP)関連施設、宗教関連施設、警備関係者が集まっている場所には不用意には近づかず、やむを得ず訪問する際には、十分注意を払う。
(2) 集会やデモが行われている場所には決して近づかない。
(3) マーケットやバス停など人が集まる場所では警戒し、周囲の状況に気をつける。
(4) 不要な外出は控える。買物等の用事は短時間で効率的に行う。警護なしの遠出は当面延期する。
(以上)