今般、日本外務省より、連邦直轄地域(FATA)に関する渡航情報(スポット情報)が発出されました。本件スポット情報はパキスタン全土のテロ情勢に係る内容についても含まれておりますので、ご参考までに以下の通りお知らせ致します。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
~渡航情報(スポット情報)~
(件名)
パキスタン:連邦直轄部族地域における爆弾テロ事件の発生に伴う注意喚起
(内容)
1.2月18日(木)、連邦直轄部族地域(FATA)ハイバル管区ティラ渓谷アカヘール地区に所在するモスクにおいて爆弾テロ事件が発生し、約30人が死亡、100名以上が負傷しました。事件の背景等詳細については不明ですが、事件が発生した現場は非合法イスラム組織ラシュカレ・イスラム(LI)の掌握下にあるモスクで、同組織メンバー及び地元住民がモスク内で午後の祈りを捧げている最中に爆発が発生し、モスクの大部分が破壊されて多数が瓦礫の下敷きになったとのことです。過激派組織間の報復行為との見方もあります。
2.パキスタン政府は、FATA及び周辺地域の特殊事情を考慮して、1947年の建国以来、同地域で連邦法を施行していないため、外国人旅行者に何か問題が生じた場合でも、当局による迅速な対応は期待できません。
また、昨年10月17日からは、上記ハイバル管区を含むFATAにおいてパキスタン政府軍によるイスラム過激派に対する大規模な軍事掃討作戦が本格的に行われているほか、アフガニスタンとの国境付近では米国の無人偵察機による空爆が頻繁に行われており、現地の情勢は非常に危険な状況になっています。また、軍事掃討作戦への報復テロが周辺地域において多発し、タリバーン戦闘員等が潜伏している恐れもあり、誘拐事件も多発しています。
このような現状を踏まえ、同地域では外国人旅行者が不測の事態に巻き込まれる可能性が極めて高いことから、外務省では同地域に対し「退避を勧告します。渡航は延期してください。」との渡航情報(危険情報)を発出しています。ついては、同地域への渡航は、いかなる理由であれ厳に差し控えてください。
また、アフガニスタンへの入国は、同国の治安情勢が極めて不安定なため、陸路、空路を問わず、厳に差し控えてください。
3.上記の政府軍による軍事作戦の継続や拡大に伴い、パキスタン全土の大部分を含む様々な地域において報復テロの発生等情勢が更に悪化する可能性が高いと考えられます。このため、パキスタンについては、上記FATAも含め、主要都市を含む全土に危険情報を発出しています。同危険情報を御参照の上で、パキスタンに渡航・滞在される邦人の皆様におかれては、テロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、今一度十分な注意を払い、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動を心掛け、各自安全対策・危機回避に十分留意してください。さらに、昨年10月19日付けスポット情報「パキスタン:テロや誘拐に巻き込まれないための基本的心構え」及び同12月9日付けスポット情報「パキスタン:主要都市における爆弾テロ事件の発生に伴う注意喚起」等の累次「スポット情報」もご参照下さい。
4.なお、爆弾事件・誘拐事件に関しては、以下も併せて御参照ください(パンフレットは、http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.htmlに記載)。
(1)2009年6月1日付広域情報「爆弾テロ事件に関する注意喚起」
(2)2009年6月1日付広域情報「誘拐に対する注意喚起」
(3)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(4)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」
(5)パンフレット「海外における誘拐対策Q&A」
(問い合わせ先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐に関する問い合わせ)
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)3100
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐に関する問い合わせを除く)
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)5140
○外務省領事サービスセンター(海外安全担当)
電話:(代表)03-3580-3311 (内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)
○在パキスタン日本国大使館
電話:(92-51)907-2500
○在カラチ日本国総領事館
電話:(92-21)3522-0800
2010年2月25日木曜日
2010年2月19日金曜日
イスラム教宗教行事に関する注意喚起
1.2月23日(火)(イスラム教シーア派行事Chup Tazia)及び同27日(土)(預言者ムハンマドの生誕祭Eid-e-Milad-un-Nabi)にイスラム教の宗教行事が行われる予定となっています。
本件行事に関連し、現時点で特に注意を要する地域(イスラマバード・ラワルピンディ・ラホール)は以下の通りです。
(1)2月23日(火)イスラム教シーア派行事Chup Tazia
イスラマバード:Asne-Ashri Imam Barghah(G6/2)
ラワルピンディ:Bhabra Bazaar からColonel Maqbool Imam Barghah
ラホール:市内中心部全域
(2)2月27日(土)預言者ムハンマドの生誕祭Eid-e-Milad-un-Nabi
イスラマバード:Melody Market(G6Markaz)、Aabpara Market(G6/1)周辺
ラワルピンディ:市内中心部全域(特に、Rajah Bazaar、Murree Road周辺)
ラホール:市内中心部全域
2.また、本件について「渡航情報(スポット情報)カラチ市における宗教行事の開催に伴う注意喚起」が発出されておりますので、ご参考までにお知らせ致します。(海外安全HP(www.anzen.mofa.go.jp)から参照可能です。)
3.特に、宗教行事、集会、デモ等、不特定多数の人々が多く集まる場所には極力近づかないことが安全対策では重要です。ついては、在留邦人の皆様におかれては、テロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、累次「大使館からのお知らせ」にて注意喚起している内容を再度確認いただき、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください(過去の「大使館からのお知らせ」バックナンバーは、当館HP(www.pk.emb-japan.go.jp)からも参照可能です。)。
以 上
本件行事に関連し、現時点で特に注意を要する地域(イスラマバード・ラワルピンディ・ラホール)は以下の通りです。
(1)2月23日(火)イスラム教シーア派行事Chup Tazia
イスラマバード:Asne-Ashri Imam Barghah(G6/2)
ラワルピンディ:Bhabra Bazaar からColonel Maqbool Imam Barghah
ラホール:市内中心部全域
(2)2月27日(土)預言者ムハンマドの生誕祭Eid-e-Milad-un-Nabi
イスラマバード:Melody Market(G6Markaz)、Aabpara Market(G6/1)周辺
ラワルピンディ:市内中心部全域(特に、Rajah Bazaar、Murree Road周辺)
ラホール:市内中心部全域
2.また、本件について「渡航情報(スポット情報)カラチ市における宗教行事の開催に伴う注意喚起」が発出されておりますので、ご参考までにお知らせ致します。(海外安全HP(www.anzen.mofa.go.jp)から参照可能です。)
3.特に、宗教行事、集会、デモ等、不特定多数の人々が多く集まる場所には極力近づかないことが安全対策では重要です。ついては、在留邦人の皆様におかれては、テロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、累次「大使館からのお知らせ」にて注意喚起している内容を再度確認いただき、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください(過去の「大使館からのお知らせ」バックナンバーは、当館HP(www.pk.emb-japan.go.jp)からも参照可能です。)。
以 上
2010年2月3日水曜日
マルガラ丘陵におけるダコイトの出没について
1.1月24日(日)午後、イスラマバード市マルガラ丘陵の登山道(トレール5)において、外国人女性が単独で登山をしていたところ、銃を持った二人組の男性に遭遇する事例が発生したとの情報に接しています。幸い同女性はすぐにその場を立ち去ったため、被害を受けることはありませんでした。
2.パキスタン国内においては「ダコイト」と呼ばれる武装強盗団が、地方や郊外をはじめ市街地付近でも出没する事例が発生しています。
ついては、在留邦人の皆様におかれては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、累次「大使館からのお知らせ」にて注意喚起している内容を再度確認してください。また、最新の情報にも留意しつつ慎重な行動を心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分努めてください。
以上
2.パキスタン国内においては「ダコイト」と呼ばれる武装強盗団が、地方や郊外をはじめ市街地付近でも出没する事例が発生しています。
ついては、在留邦人の皆様におかれては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、累次「大使館からのお知らせ」にて注意喚起している内容を再度確認してください。また、最新の情報にも留意しつつ慎重な行動を心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分努めてください。
以上
2010年1月14日木曜日
米国航空機爆破未遂事件:各国における空港検査の強化について
13日、日本外務省より、各国空港における保安検査の強化に関する広域情報が発出されましたので、ご参考までに以下のとおりお知らせします。
(内容)
1.報道等によると、昨年12月25日に発生したアムステルダム発デトロイト行ノースウェスト253便(デルタ機)の爆破テロ未遂事件を受けて、各国空港において、手荷物の持ち込み制限や厳重な身体・荷物検査など、主に米国向け航空便の搭乗者に対する保安検査が強化されています。また、更なる保安強化のため、全身スキャナーの導入を検討している空港もあり、今後もこのような動きは世界各国の空港で継続すると思われます。
2.そのため、空港における保安検査は、従来よりも時間をかけて行われる可能性が高く、海外の空港を利用される際は、常に運行状況を把握した上で時間的余裕をもって空港に向かうことをお勧めします。各国空港の保安検査等については、空港当局や航空会社、旅行代理店に照会するなど、最新情報を入手するよう努めてください。
3.特に、米国政府(国土安全保障省運輸保安局)は、同国が「テロ支援国家」に指定する4か国(イラン、キューバ、スーダン、シリア)及び、テロ組織の活動が活発となっているとみられる10か国(イエメン、アフガニスタン、アルジェリア、イラク、レバノン、リビア、ナイジェリア、パキスタン、サウジアラビア、ソマリア)を出発・経由して米国に入国する搭乗者への保安検査を徹底するよう各国政府や航空会社に要請している由ですので、これらの国から米国へ入国を予定されている方は御注意ください。
4.なお、米国に観光、短期商用などの90日以内の短期滞在目的で訪問される場合は、事前にESTA申請をし、認証を受ける必要があります。また、既に認証を受けている方で新たに旅券を取得された方も改めて申請が必要になりますので、御注意ください。詳細はこちらを御覧ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/us_esta.html
5.外務省では、「海外安全ホームページ」(http://www.anzen.mofa.go.jp/) において「広域情報」、「スポット情報」、「危険情報」、「テロ概要」等を掲載し、世界各国・地域毎のテロ情勢や注意事項をお知らせしていますので、海外に渡航される方におかれては、渡航前にこれら情報を参照してください。
(以上)
(内容)
1.報道等によると、昨年12月25日に発生したアムステルダム発デトロイト行ノースウェスト253便(デルタ機)の爆破テロ未遂事件を受けて、各国空港において、手荷物の持ち込み制限や厳重な身体・荷物検査など、主に米国向け航空便の搭乗者に対する保安検査が強化されています。また、更なる保安強化のため、全身スキャナーの導入を検討している空港もあり、今後もこのような動きは世界各国の空港で継続すると思われます。
2.そのため、空港における保安検査は、従来よりも時間をかけて行われる可能性が高く、海外の空港を利用される際は、常に運行状況を把握した上で時間的余裕をもって空港に向かうことをお勧めします。各国空港の保安検査等については、空港当局や航空会社、旅行代理店に照会するなど、最新情報を入手するよう努めてください。
3.特に、米国政府(国土安全保障省運輸保安局)は、同国が「テロ支援国家」に指定する4か国(イラン、キューバ、スーダン、シリア)及び、テロ組織の活動が活発となっているとみられる10か国(イエメン、アフガニスタン、アルジェリア、イラク、レバノン、リビア、ナイジェリア、パキスタン、サウジアラビア、ソマリア)を出発・経由して米国に入国する搭乗者への保安検査を徹底するよう各国政府や航空会社に要請している由ですので、これらの国から米国へ入国を予定されている方は御注意ください。
4.なお、米国に観光、短期商用などの90日以内の短期滞在目的で訪問される場合は、事前にESTA申請をし、認証を受ける必要があります。また、既に認証を受けている方で新たに旅券を取得された方も改めて申請が必要になりますので、御注意ください。詳細はこちらを御覧ください。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/us_esta.html
5.外務省では、「海外安全ホームページ」(http://www.anzen.mofa.go.jp/) において「広域情報」、「スポット情報」、「危険情報」、「テロ概要」等を掲載し、世界各国・地域毎のテロ情勢や注意事項をお知らせしていますので、海外に渡航される方におかれては、渡航前にこれら情報を参照してください。
(以上)
2010年1月8日金曜日
お知らせ(新年賀詞交換会について:確認)
昨年12月中旬に在留邦人の皆様に案内状を郵送させていただきました「平成22年新年賀詞交換会」は、予定どおり1月16日(土)午後0時30分から大使公邸にて開催いたしますので、確認方々ご連絡いたします。
なお、当地郵便事情から一部在留邦人の皆様に未だ案内状が接到していない可能性もありますところ、同案内を以下に再掲します。つきましては、当館に出欠のご連絡を頂いていない邦人の方で、特に出席を予定されている方は、1月13日(水)中に当館領事警備班にその旨ご連絡いただきますよう宜しくお願いいたします。
また、当館までお越し頂く際には、混雑している道路や検問所付近は極力避けられる等、細心の注意を払われるようお願いいたします。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ご 案 内
年の瀬を迎えて何かと気忙しくお過ごしのことと拝察いたします。
さて、平成22年新年賀詞交換会を下記のとおり開催いたしたく、万障お繰り合わせの上、ご出席下さるようご案内いたします。
記
1.日 時:平成22年1月16日(土) 午後0時30分から午後2時まで
(開場:午後0時30分、式次第開始:午後1時)
2.場 所:大使公邸
3.服 装:平服
平成21年12月18日
在パキスタン日本国大使館
1.誠に恐縮でありますが、準備の都合上、ご出欠を平成22年1月11日(月)までに大使館領事・警備班へお知らせ願います。ご出席の方につきましては、参加者名及び車両での来場を希望される場合は車両番号を併せお知らせください。
連絡・照会先:領事・警備班 電 話:051-2279320(内線228)
FAX:051-2279340
e メール:ryoji@nayatel.pk
2.当日、ご来場の際は、必ず本案内状をご持参ください。
3.当日、未成年者のご来場及びカメラの持ち込みはご遠慮願います。また、公邸付近の駐 車スペースが限られているため、可能な限り来訪時の車両は一旦帰し、終了時間に迎えに来る等のご調整をお願いします。
なお、当地郵便事情から一部在留邦人の皆様に未だ案内状が接到していない可能性もありますところ、同案内を以下に再掲します。つきましては、当館に出欠のご連絡を頂いていない邦人の方で、特に出席を予定されている方は、1月13日(水)中に当館領事警備班にその旨ご連絡いただきますよう宜しくお願いいたします。
また、当館までお越し頂く際には、混雑している道路や検問所付近は極力避けられる等、細心の注意を払われるようお願いいたします。
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ご 案 内
年の瀬を迎えて何かと気忙しくお過ごしのことと拝察いたします。
さて、平成22年新年賀詞交換会を下記のとおり開催いたしたく、万障お繰り合わせの上、ご出席下さるようご案内いたします。
記
1.日 時:平成22年1月16日(土) 午後0時30分から午後2時まで
(開場:午後0時30分、式次第開始:午後1時)
2.場 所:大使公邸
3.服 装:平服
平成21年12月18日
在パキスタン日本国大使館
1.誠に恐縮でありますが、準備の都合上、ご出欠を平成22年1月11日(月)までに大使館領事・警備班へお知らせ願います。ご出席の方につきましては、参加者名及び車両での来場を希望される場合は車両番号を併せお知らせください。
連絡・照会先:領事・警備班 電 話:051-2279320(内線228)
FAX:051-2279340
e メール:ryoji@nayatel.pk
2.当日、ご来場の際は、必ず本案内状をご持参ください。
3.当日、未成年者のご来場及びカメラの持ち込みはご遠慮願います。また、公邸付近の駐 車スペースが限られているため、可能な限り来訪時の車両は一旦帰し、終了時間に迎えに来る等のご調整をお願いします。
2009年12月23日水曜日
感染症広域情報の発出(年末年始に海外に渡航される皆様へ)
22日、外務省より、海外で注意すべき感染症に関する情報(感染症広域情報)が発出されましたので、ご参考までに以下のとおりお知らせいたします。
(以下感染症広域情報)
年末年始の期間には、多くの方が海外へ渡航されることと思いますが、健康で安全に旅行し、無事に帰国するために、現在、海外で注意すべき感染症及びその予防対策について、以下のとおりお知らせいたします。
感染症にかからないようにするためには、感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけることが重要です。基本的な感染症対策として、食べ物、飲料水、虫刺され(蚊やダニなど)、動物との接触には注意が必要です。
海外渡航を予定されている方は、出発前に旅行プランに合わせ、渡航先での感染症の発生状況に関する最新の情報を入手し、適切な感染予防に心がけてください。
また、日本の空港や港の検疫所では健康相談を行っています。帰国時に発熱や下痢等、具合が悪い場合にはお気軽に検疫所係官にご相談ください。
感染症には潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が長いものもあり(数日から1週間以上)、帰国後しばらく経過してから具合が悪くなることがあります。その際は早急に医療機関で受診し、渡航先、滞在期間、動物との接触の有無などについて必ず申し出てください。
1.新型インフルエンザ(A/H1N1)
新型インフルエンザ(A/H1N1)は、現在も日本を含む世界各国・地域で発生が確認されています。最新の流行状況については、感染症広域情報「新型インフルエンザの流行状況について」を御参照ください。
○参考情報:
厚生労働省「新型インフルエンザ関連対策情報」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
国立感染症研究所感染症情報センター「新型インフルエンザA(H1N1)」
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/index.html
2.動物由来感染症
犬、サル、げっ歯類(注)、鳥類をはじめとする動物との接触によって人が感染する病気です。
(注:哺乳類に属する動物の分類群で、マウス、ラット、リスなど、ネズミの仲間)
(1)鳥インフルエンザ(H5N1)
H5N1亜型インフルエンザウイルスを病原体とする鳥インフルエンザ(H5N1)は、東南アジアを中心に家きん(ニワトリ、アヒルなど)での発生が報告されています。鳥インフルエンザは、感染した鳥の解体調理、飼育小屋などの閉鎖的な空間における感染した鳥との接触など、鳥の臓器、体液、糞などと濃厚に接触することによってまれに人が感染することがあります。人が感染した場合には、重篤な症状となることが多く、世界保健機関(WHO)によると、2003年11月から2009年12月11日までに世界15か国で445人の発症者(うち死亡者263人)が報告されています。
○発生地域(ヒトヘの感染):
東南アジアを中心に、中東・ヨーロッパ・アフリカの一部地域など
○感染要因:感染した鳥や臓器、体液、糞などとの濃厚な接触
○主な症状:
1~10日(多くは2~5日)の潜伏期間ののち、発熱、呼吸器症状、下痢、多臓器不全等
○感染予防:鳥との接触を避け、むやみに触らない。
生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らない。
手洗いうがいの励行(特に発生国・地域では徹底してください)。
今年に入り、中国、エジプト、ベトナムの3カ国で50人(死亡者13人)の患者が発生していますが、そのうち38人(死亡者4人)は、エジプトで発生しています(2009年12月11日現在) 。
○参考情報:
厚生労働省「鳥インフルエンザに関する情報」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
厚生労働省検疫所「高病原性鳥インフルエンザ」
http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/35_hpai.html
国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:鳥インフルエンザ」
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
(2)狂犬病
狂犬病は、感染動物(主として犬)に咬まれることよって唾液からウイルスに感染します。長い潜伏期の後に発症すると、有効な治療法は無く、ほぼ100%死亡します。世界における死者数は毎年5万5千人といわれています。感染後、直ちに狂犬病ワクチンを接種することにより発症を防げます。
我が国では、海外で犬に咬まれ帰国後に発症し死亡した事例が2006年に2例報告されています。
○発生地域:世界のほとんどの地域。特にアジア、アフリカ(発生がない地域は、英国、北欧、豪州、台湾、ハワイ、グアムなど一部)。
○感染要因:動物(特に犬が多いですが、ネコ、アライグマ、キツネ、スカンク、コウモリ等からの感染
も見られます。)からの咬傷など。
○主な症状:1~3か月の潜伏期間の後、発熱、咬まれた場所の知覚異常、恐水・恐風症状等の神経症状。
○感染予防:動物(特に犬)との接触を避ける。もしも犬などから咬傷を受けた場合は、速やかに医療機関を受診し、消毒、暴露後ワクチンの接種などを受ける。
感染が疑われた後、直ちに傷口を消毒し、速やかに暴露後ワクチン接種を開始することにより狂犬病の発症を防ぐことができます。万一、犬などの動物に咬まれた場合は、すぐに傷口を石けんと水でよく洗い、できるだけ早く現地の医療機関を受診し、傷口の消毒や必要に応じて狂犬病のワクチンの接種を受け
ましょう。
○2008年11月、インドネシアのバリ島で狂犬病に感染した犬が確認され、犬に噛まれたとされる住民数人が狂犬病で死亡したと報告されていますので、御注意ください。
○参考情報:
厚生労働省「狂犬病について」:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/index.html
(3)エボラ出血熱
我が国では感染症法で一類感染症、検疫法で検疫感染症として規定されています。
○発生地域:アフリカ(中央部~西部)
○感染要因:ウイルスの自然宿主はコウモリです。感染したサルなどの血液、分泌物、 排泄物、唾液などとの接触でも感染する可能性はあります。
○主な症状:2~21日の潜伏期ののち、発熱、頭痛、下痢、筋肉痛、吐血、下血など。イ ンフルエンザ、チフス、赤痢等と似た症状を示します。
○感染予防:流行地への旅行を避ける。野生動物との接触に注意する。コウモリが生息 する可能性のある洞窟には立ち入らないよう注意する。
2008年12月、フィリピンの養豚農場でエボラウイルスに感染した豚が発見された旨報 告されています。
その際に検出されたウイルスは人への病原性を示した報告がないタイプですが、念の ため養豚農場にむやみに立ち入らないようにしてください。
(4)マールブルグ熱
我が国では感染症法で一類感染症、検疫法で検疫感染症として規定されています。
○発生地域:アフリカ(中央部~南部)
○感染経路:感染したサルなどの血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触により感染 する例が多い。ウイルスの自然宿主はコウモリであり、人から人への感染の多くは感染 防御具(手袋・マスク)の不備によるものです。
○主な症状:3~10日の潜伏期ののち、初期には発熱、頭痛、悪寒、下痢、筋肉痛など。 その後体表に斑状発疹、嘔吐、腹痛、下痢、出血傾向。
○感染予防:流行地への旅行を避ける。野生動物との接触に注意する。コウモリが生息 する可能性のある洞窟には立ち入らないよう注意する。
2008年7月、ウガンダの洞窟ツアーに参加したオランダ人旅行者が感染して重症となるケースが発生しました。
○参考情報:
厚生労働省「マールブルグ病に関する海外渡航者への注意喚起について」:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou25/index.html
3.蚊などを介して感染する感染症
渡航先(国・地域)や渡航先での活動によって、感染する可能性のある感染症は大きく異なりますが、世界的に蚊が媒介する感染症が多く報告されています。特に熱帯・亜熱帯地域ではマラリア、デング熱、チクングニヤ熱などに注意が必要となります。
(1)マラリア
毎年世界中で約2億5000万人以上の患者、80万人以上の死亡者がいると報告されています。我が国では、海外で感染して帰国される方(輸入症例)が毎年数十人報告されています。
○発生地域:アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域に広く分布
○感染経路:マラリア原虫を保有した蚊に刺された際に感染します。媒介蚊であるハマ ダラカは森林地帯を中心に夕方から夜間に出没する傾向があります。また、アフリカや インドでは、都市型のマラリアも報告されています。
○主な症状:病原原虫の種類により10日~30日の潜伏期ののち、悪寒、発熱、顔面紅潮 、呼吸切迫、結膜充血、嘔吐、頭痛、筋肉痛など。迅速かつ適切に対処しなければ重症 化し死亡する危険があります。
○感染予防:長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避ける。虫除けスプ レーや蚊帳等の使 用により、蚊に刺されないよう注意する。特に夜間の屋外での飲食 時や外出時に蚊に刺されないよう注意してください。2週間以上流行値に滞在し、野外作 業等に従事する場合には、抗マラリア薬の予防内服を行うことが望ましい。
○参考情報:
厚生労働省検疫所「マラリア」:
http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/07_mala.html
国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:マラリア」:
http://idsc.nih.go.jp/disease/malaria/index.html
(2)デング熱、デング出血熱
世界中で25億人が感染するリスクがあり、毎年約5,000万人の患者が報告されています。
我が国では、海外で感染して帰国される方が毎年数十人報告されていますが、2008年は100人を超え、増加傾向となっていますので注意が必要です。
○発生地域:アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域に広く分布。
○感染経路:ウイルスを保有した蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)に刺され た際に感染します
。媒介蚊は日中、都市部の建物内にも出没します。
○主な症状:突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹。デング熱患者の一部は 重症化して出血傾向がみられるデング出血熱となることがあります。
○感染予防:長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避ける。虫除けスプ レーや蚊帳等の使用により、日中蚊に刺されないように注意してください。
ベトナムでは、57,102人が感染し、44人が死亡しています(2009年9月15日現在)。
また、マレーシアでは38,062人が感染し、79人が死亡しています(2009年12月5日現在)。
我が国の感染症法に基づく2009年の報告数は86例です。(2009年11月末現在)
○参考情報:
厚生労働省検疫所「デング熱」
http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/09_dengu.html
国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:デング熱」
http://idsc.nih.go.jp/disease/dengue/index.html
国立感染症研究所「デングウイルス感染症情報」
http://www0.nih.go.jp/vir1/NVL/dengue.htm
(3)チクングニヤ熱
東南アジアや南アジアの国々で流行しており、2006年にはインドで約140万人の感染者が報告されています。
我が国では、2009年1月以降、海外で感染して帰国後にチクングニヤ熱と診断された事例がインドネシアから5例、マレーシアから2例、インドから1例、タイから1例のの合計9例が報告されています(2009年12月4日)。
○発生地域:東南アジア(マレーシア、タイ、インドネシア、シンガポールなど)、イ ンド、パキスタン、スリランカやモルディブなどのインド洋島嶼国、アフリカ。2007年 にはイタリアで流行。
○感染経路:ウイルスを保有した蚊に刺された際に感染します。
○主な症状:2~12日(通常4日~8日)の潜伏期ののち、突然の発熱、激しい頭痛、関節 痛、筋肉痛、発疹。関節痛は急性症状消失後も数ヶ月続くことが多い。
○感染予防:長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避ける。虫除けスプ レーや蚊帳等の使用により、日中蚊に刺されないように注意してください。
○タイでは、2009年1月以降、7月末までに34,805人の患者が報告されています。
○参考情報:
国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:チクングニヤ熱」:
http://idsc.nih.go.jp/disease/chikungunya/index.html
国立感染症研究所「チクングニヤウイルス感染症」:
http://www0.nih.go.jp/vir1/NVL/Aiphavirus/Chikungunyahtml.htm
(4)ウエストナイル熱・脳炎
鳥と蚊で感染が維持されている感染症です。北米地域で毎年数千人の感染者が報告されています。感染者の一部は重症化し脳炎を起し、まれに死亡することもあります。
我が国では、米国滞在中に感染し帰国後にウエストナイル熱と診断された事例が2005年に1例報告されています。
○発生地域:アフリカ、欧州南部、中東、近年では北米地域、中南米にも拡大していま す。
○感染経路:ウイルスを保有した蚊に刺された際に感染します。媒介する蚊は多種類に 及びます。
○主な症状:2~14日(通常1日~6日)の潜伏期のち、発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉 痛、背部痛、皮疹など。
○感染予防:長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避ける。虫除けスプ レーや蚊帳等の使用により、日没後、特に屋外で蚊に刺されないように注意してくださ い。
○米国全土での流行は、例年7月頃から始まり、年末まで続くのが特徴です。
○参考情報:
厚生労働省「ウエストナイル熱について」:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou08/index.html
厚生労働省検疫所「ウエストナイル熱」:
http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/10_west.html
国立感染症研究所「ウエストナイルウイルス」
http://www.nih.go.jp/vir1/NVL/WNVhomepage/WN.html
4.食べ物、水を介した感染症
渡航先や渡航先での行動内容によって、かかる可能性のある感染症はさまざまですが、最も多いのは食べ物や水を介した消化器系の感染症です。
A型肝炎、コレラ、赤痢などは熱帯・亜熱帯地域で感染することが多い感染症です。生水、氷、サラダ、生鮮魚介類等、十分に熱処理がされていない飲食物に注意してください。
5.その他注意すべき感染症
上記のほかにも、動物、水、食べ物等を通じて感染する病気が多く存在します。
詳細は厚生労働省ホームページを参照ください。
(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou27/dl/091218-1e.pdf)
6.海外の感染症に関する情報の入手
海外の感染症に関する情報は、以下のサイトより入手することが可能です。出発前に渡航先の感染症の流行状況等に関する情報を入手することをお勧めいたします。また、日本の空港や港の検疫所においても、リーフレット等を用意し情報提供を行っていますので、ご活用ください。
厚生労働省(冬休み期間中における海外での感染症予防について)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou27/091218-1.html
厚生労働省検疫所(海外渡航者のための感染症情報)ホームページ
http://www.forth.go.jp/
国立感染症研究所感染症情報センター(感染症別の詳細情報)
http:// idsc.nih.go.jp/disease.html
外務省海外安全ホームページ(感染症関連情報)
http://www.anzen.mofa.go.jp/
外務省ホームページ(世界の医療事情)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
○外務省領事サービスセンター(海外安全相談担当)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)
以上
(以下感染症広域情報)
年末年始の期間には、多くの方が海外へ渡航されることと思いますが、健康で安全に旅行し、無事に帰国するために、現在、海外で注意すべき感染症及びその予防対策について、以下のとおりお知らせいたします。
感染症にかからないようにするためには、感染症に対する正しい知識と予防方法を身につけることが重要です。基本的な感染症対策として、食べ物、飲料水、虫刺され(蚊やダニなど)、動物との接触には注意が必要です。
海外渡航を予定されている方は、出発前に旅行プランに合わせ、渡航先での感染症の発生状況に関する最新の情報を入手し、適切な感染予防に心がけてください。
また、日本の空港や港の検疫所では健康相談を行っています。帰国時に発熱や下痢等、具合が悪い場合にはお気軽に検疫所係官にご相談ください。
感染症には潜伏期間(感染してから発症するまでの期間)が長いものもあり(数日から1週間以上)、帰国後しばらく経過してから具合が悪くなることがあります。その際は早急に医療機関で受診し、渡航先、滞在期間、動物との接触の有無などについて必ず申し出てください。
1.新型インフルエンザ(A/H1N1)
新型インフルエンザ(A/H1N1)は、現在も日本を含む世界各国・地域で発生が確認されています。最新の流行状況については、感染症広域情報「新型インフルエンザの流行状況について」を御参照ください。
○参考情報:
厚生労働省「新型インフルエンザ関連対策情報」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/index.html
国立感染症研究所感染症情報センター「新型インフルエンザA(H1N1)」
http://idsc.nih.go.jp/disease/swine_influenza/index.html
2.動物由来感染症
犬、サル、げっ歯類(注)、鳥類をはじめとする動物との接触によって人が感染する病気です。
(注:哺乳類に属する動物の分類群で、マウス、ラット、リスなど、ネズミの仲間)
(1)鳥インフルエンザ(H5N1)
H5N1亜型インフルエンザウイルスを病原体とする鳥インフルエンザ(H5N1)は、東南アジアを中心に家きん(ニワトリ、アヒルなど)での発生が報告されています。鳥インフルエンザは、感染した鳥の解体調理、飼育小屋などの閉鎖的な空間における感染した鳥との接触など、鳥の臓器、体液、糞などと濃厚に接触することによってまれに人が感染することがあります。人が感染した場合には、重篤な症状となることが多く、世界保健機関(WHO)によると、2003年11月から2009年12月11日までに世界15か国で445人の発症者(うち死亡者263人)が報告されています。
○発生地域(ヒトヘの感染):
東南アジアを中心に、中東・ヨーロッパ・アフリカの一部地域など
○感染要因:感染した鳥や臓器、体液、糞などとの濃厚な接触
○主な症状:
1~10日(多くは2~5日)の潜伏期間ののち、発熱、呼吸器症状、下痢、多臓器不全等
○感染予防:鳥との接触を避け、むやみに触らない。
生きた鳥が売られている市場や養鶏場にむやみに近寄らない。
手洗いうがいの励行(特に発生国・地域では徹底してください)。
今年に入り、中国、エジプト、ベトナムの3カ国で50人(死亡者13人)の患者が発生していますが、そのうち38人(死亡者4人)は、エジプトで発生しています(2009年12月11日現在) 。
○参考情報:
厚生労働省「鳥インフルエンザに関する情報」
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou02/index.html
厚生労働省検疫所「高病原性鳥インフルエンザ」
http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/35_hpai.html
国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:鳥インフルエンザ」
http://idsc.nih.go.jp/disease/avian_influenza/index.html
(2)狂犬病
狂犬病は、感染動物(主として犬)に咬まれることよって唾液からウイルスに感染します。長い潜伏期の後に発症すると、有効な治療法は無く、ほぼ100%死亡します。世界における死者数は毎年5万5千人といわれています。感染後、直ちに狂犬病ワクチンを接種することにより発症を防げます。
我が国では、海外で犬に咬まれ帰国後に発症し死亡した事例が2006年に2例報告されています。
○発生地域:世界のほとんどの地域。特にアジア、アフリカ(発生がない地域は、英国、北欧、豪州、台湾、ハワイ、グアムなど一部)。
○感染要因:動物(特に犬が多いですが、ネコ、アライグマ、キツネ、スカンク、コウモリ等からの感染
も見られます。)からの咬傷など。
○主な症状:1~3か月の潜伏期間の後、発熱、咬まれた場所の知覚異常、恐水・恐風症状等の神経症状。
○感染予防:動物(特に犬)との接触を避ける。もしも犬などから咬傷を受けた場合は、速やかに医療機関を受診し、消毒、暴露後ワクチンの接種などを受ける。
感染が疑われた後、直ちに傷口を消毒し、速やかに暴露後ワクチン接種を開始することにより狂犬病の発症を防ぐことができます。万一、犬などの動物に咬まれた場合は、すぐに傷口を石けんと水でよく洗い、できるだけ早く現地の医療機関を受診し、傷口の消毒や必要に応じて狂犬病のワクチンの接種を受け
ましょう。
○2008年11月、インドネシアのバリ島で狂犬病に感染した犬が確認され、犬に噛まれたとされる住民数人が狂犬病で死亡したと報告されていますので、御注意ください。
○参考情報:
厚生労働省「狂犬病について」:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/index.html
(3)エボラ出血熱
我が国では感染症法で一類感染症、検疫法で検疫感染症として規定されています。
○発生地域:アフリカ(中央部~西部)
○感染要因:ウイルスの自然宿主はコウモリです。感染したサルなどの血液、分泌物、 排泄物、唾液などとの接触でも感染する可能性はあります。
○主な症状:2~21日の潜伏期ののち、発熱、頭痛、下痢、筋肉痛、吐血、下血など。イ ンフルエンザ、チフス、赤痢等と似た症状を示します。
○感染予防:流行地への旅行を避ける。野生動物との接触に注意する。コウモリが生息 する可能性のある洞窟には立ち入らないよう注意する。
2008年12月、フィリピンの養豚農場でエボラウイルスに感染した豚が発見された旨報 告されています。
その際に検出されたウイルスは人への病原性を示した報告がないタイプですが、念の ため養豚農場にむやみに立ち入らないようにしてください。
(4)マールブルグ熱
我が国では感染症法で一類感染症、検疫法で検疫感染症として規定されています。
○発生地域:アフリカ(中央部~南部)
○感染経路:感染したサルなどの血液、分泌物、排泄物、唾液などとの接触により感染 する例が多い。ウイルスの自然宿主はコウモリであり、人から人への感染の多くは感染 防御具(手袋・マスク)の不備によるものです。
○主な症状:3~10日の潜伏期ののち、初期には発熱、頭痛、悪寒、下痢、筋肉痛など。 その後体表に斑状発疹、嘔吐、腹痛、下痢、出血傾向。
○感染予防:流行地への旅行を避ける。野生動物との接触に注意する。コウモリが生息 する可能性のある洞窟には立ち入らないよう注意する。
2008年7月、ウガンダの洞窟ツアーに参加したオランダ人旅行者が感染して重症となるケースが発生しました。
○参考情報:
厚生労働省「マールブルグ病に関する海外渡航者への注意喚起について」:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou25/index.html
3.蚊などを介して感染する感染症
渡航先(国・地域)や渡航先での活動によって、感染する可能性のある感染症は大きく異なりますが、世界的に蚊が媒介する感染症が多く報告されています。特に熱帯・亜熱帯地域ではマラリア、デング熱、チクングニヤ熱などに注意が必要となります。
(1)マラリア
毎年世界中で約2億5000万人以上の患者、80万人以上の死亡者がいると報告されています。我が国では、海外で感染して帰国される方(輸入症例)が毎年数十人報告されています。
○発生地域:アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域に広く分布
○感染経路:マラリア原虫を保有した蚊に刺された際に感染します。媒介蚊であるハマ ダラカは森林地帯を中心に夕方から夜間に出没する傾向があります。また、アフリカや インドでは、都市型のマラリアも報告されています。
○主な症状:病原原虫の種類により10日~30日の潜伏期ののち、悪寒、発熱、顔面紅潮 、呼吸切迫、結膜充血、嘔吐、頭痛、筋肉痛など。迅速かつ適切に対処しなければ重症 化し死亡する危険があります。
○感染予防:長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避ける。虫除けスプ レーや蚊帳等の使 用により、蚊に刺されないよう注意する。特に夜間の屋外での飲食 時や外出時に蚊に刺されないよう注意してください。2週間以上流行値に滞在し、野外作 業等に従事する場合には、抗マラリア薬の予防内服を行うことが望ましい。
○参考情報:
厚生労働省検疫所「マラリア」:
http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/07_mala.html
国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:マラリア」:
http://idsc.nih.go.jp/disease/malaria/index.html
(2)デング熱、デング出血熱
世界中で25億人が感染するリスクがあり、毎年約5,000万人の患者が報告されています。
我が国では、海外で感染して帰国される方が毎年数十人報告されていますが、2008年は100人を超え、増加傾向となっていますので注意が必要です。
○発生地域:アジア、中南米、アフリカなど熱帯・亜熱帯地域に広く分布。
○感染経路:ウイルスを保有した蚊(ネッタイシマカ、ヒトスジシマカなど)に刺され た際に感染します
。媒介蚊は日中、都市部の建物内にも出没します。
○主な症状:突然の発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉痛、発疹。デング熱患者の一部は 重症化して出血傾向がみられるデング出血熱となることがあります。
○感染予防:長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避ける。虫除けスプ レーや蚊帳等の使用により、日中蚊に刺されないように注意してください。
ベトナムでは、57,102人が感染し、44人が死亡しています(2009年9月15日現在)。
また、マレーシアでは38,062人が感染し、79人が死亡しています(2009年12月5日現在)。
我が国の感染症法に基づく2009年の報告数は86例です。(2009年11月末現在)
○参考情報:
厚生労働省検疫所「デング熱」
http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/09_dengu.html
国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:デング熱」
http://idsc.nih.go.jp/disease/dengue/index.html
国立感染症研究所「デングウイルス感染症情報」
http://www0.nih.go.jp/vir1/NVL/dengue.htm
(3)チクングニヤ熱
東南アジアや南アジアの国々で流行しており、2006年にはインドで約140万人の感染者が報告されています。
我が国では、2009年1月以降、海外で感染して帰国後にチクングニヤ熱と診断された事例がインドネシアから5例、マレーシアから2例、インドから1例、タイから1例のの合計9例が報告されています(2009年12月4日)。
○発生地域:東南アジア(マレーシア、タイ、インドネシア、シンガポールなど)、イ ンド、パキスタン、スリランカやモルディブなどのインド洋島嶼国、アフリカ。2007年 にはイタリアで流行。
○感染経路:ウイルスを保有した蚊に刺された際に感染します。
○主な症状:2~12日(通常4日~8日)の潜伏期ののち、突然の発熱、激しい頭痛、関節 痛、筋肉痛、発疹。関節痛は急性症状消失後も数ヶ月続くことが多い。
○感染予防:長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避ける。虫除けスプ レーや蚊帳等の使用により、日中蚊に刺されないように注意してください。
○タイでは、2009年1月以降、7月末までに34,805人の患者が報告されています。
○参考情報:
国立感染症研究所感染症情報センター「疾患別情報:チクングニヤ熱」:
http://idsc.nih.go.jp/disease/chikungunya/index.html
国立感染症研究所「チクングニヤウイルス感染症」:
http://www0.nih.go.jp/vir1/NVL/Aiphavirus/Chikungunyahtml.htm
(4)ウエストナイル熱・脳炎
鳥と蚊で感染が維持されている感染症です。北米地域で毎年数千人の感染者が報告されています。感染者の一部は重症化し脳炎を起し、まれに死亡することもあります。
我が国では、米国滞在中に感染し帰国後にウエストナイル熱と診断された事例が2005年に1例報告されています。
○発生地域:アフリカ、欧州南部、中東、近年では北米地域、中南米にも拡大していま す。
○感染経路:ウイルスを保有した蚊に刺された際に感染します。媒介する蚊は多種類に 及びます。
○主な症状:2~14日(通常1日~6日)の潜伏期のち、発熱、激しい頭痛、関節痛、筋肉 痛、背部痛、皮疹など。
○感染予防:長袖、長ズボンを着用し、素足でのサンダル履き等は避ける。虫除けスプ レーや蚊帳等の使用により、日没後、特に屋外で蚊に刺されないように注意してくださ い。
○米国全土での流行は、例年7月頃から始まり、年末まで続くのが特徴です。
○参考情報:
厚生労働省「ウエストナイル熱について」:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou08/index.html
厚生労働省検疫所「ウエストナイル熱」:
http://www.forth.go.jp/tourist/kansen/10_west.html
国立感染症研究所「ウエストナイルウイルス」
http://www.nih.go.jp/vir1/NVL/WNVhomepage/WN.html
4.食べ物、水を介した感染症
渡航先や渡航先での行動内容によって、かかる可能性のある感染症はさまざまですが、最も多いのは食べ物や水を介した消化器系の感染症です。
A型肝炎、コレラ、赤痢などは熱帯・亜熱帯地域で感染することが多い感染症です。生水、氷、サラダ、生鮮魚介類等、十分に熱処理がされていない飲食物に注意してください。
5.その他注意すべき感染症
上記のほかにも、動物、水、食べ物等を通じて感染する病気が多く存在します。
詳細は厚生労働省ホームページを参照ください。
(http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou27/dl/091218-1e.pdf)
6.海外の感染症に関する情報の入手
海外の感染症に関する情報は、以下のサイトより入手することが可能です。出発前に渡航先の感染症の流行状況等に関する情報を入手することをお勧めいたします。また、日本の空港や港の検疫所においても、リーフレット等を用意し情報提供を行っていますので、ご活用ください。
厚生労働省(冬休み期間中における海外での感染症予防について)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou27/091218-1.html
厚生労働省検疫所(海外渡航者のための感染症情報)ホームページ
http://www.forth.go.jp/
国立感染症研究所感染症情報センター(感染症別の詳細情報)
http:// idsc.nih.go.jp/disease.html
外務省海外安全ホームページ(感染症関連情報)
http://www.anzen.mofa.go.jp/
外務省ホームページ(世界の医療事情)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/index.html
(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850
○外務省領事サービスセンター(海外安全相談担当)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省海外安全ホームページ:http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/(携帯版)
以上
2009年12月21日月曜日
平成22年当館休館日について
当館の平成22年休館予定日を以下のとおりお知らせします。
なお、以下のうち※印のある予定日は、月の見え方によりずれる可能性があり、その結果、当館休館日を変更する可能性がありますので、予めご理解・ご了承をお願いします。
1. 1月 1日(金) 元日
[ 1月 2日(土) 年始休暇 ]
[ 1月 3日(日) 年始休暇 ]
2. 2月 5日(金) Kashmir Day
3. 2月26日(金) Eid Milad-un-Nabi*
[ 3月21日(日) 春分の日 ]
4. 3月22日(月) 振替休日
5. 3月23日(火) Pakistan Day
[ 5月 1日(土) Labour Day ]
6. 7月19日(月) 海の日
[ 8月14日(土) Independence Day ]
7. 9月 9日(木) Eid-ul-Fitr*
8. 9月10日 (金) Eid-ul-Fitr*
[ 9月11日(土) Eid-ul-Fitr * ]
9. 10月11日(月) 体育の日
10. 11月 9日(火) Iqbal Day
11. 11月17日(水) Eid-ul-Azha*
12. 11月18日(木) Eid-ul-Azha*
13. 11月23日(火) 勤労感謝の日
14. 12月16日(木) Ashura*
15. 12月17日(金) Ashura*
16. 12月29日(水) 年末休暇
17. 12月30日(木) 年末休暇
18. 12月31日(金) 年末休暇
合計日数18日(了)
なお、以下のうち※印のある予定日は、月の見え方によりずれる可能性があり、その結果、当館休館日を変更する可能性がありますので、予めご理解・ご了承をお願いします。
1. 1月 1日(金) 元日
[ 1月 2日(土) 年始休暇 ]
[ 1月 3日(日) 年始休暇 ]
2. 2月 5日(金) Kashmir Day
3. 2月26日(金) Eid Milad-un-Nabi*
[ 3月21日(日) 春分の日 ]
4. 3月22日(月) 振替休日
5. 3月23日(火) Pakistan Day
[ 5月 1日(土) Labour Day ]
6. 7月19日(月) 海の日
[ 8月14日(土) Independence Day ]
7. 9月 9日(木) Eid-ul-Fitr*
8. 9月10日 (金) Eid-ul-Fitr*
[ 9月11日(土) Eid-ul-Fitr * ]
9. 10月11日(月) 体育の日
10. 11月 9日(火) Iqbal Day
11. 11月17日(水) Eid-ul-Azha*
12. 11月18日(木) Eid-ul-Azha*
13. 11月23日(火) 勤労感謝の日
14. 12月16日(木) Ashura*
15. 12月17日(金) Ashura*
16. 12月29日(水) 年末休暇
17. 12月30日(木) 年末休暇
18. 12月31日(金) 年末休暇
合計日数18日(了)
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