2009年3月6日金曜日

ストライキ呼び掛けに係る注意喚起及び右に伴う大使館窓口の一時閉鎖

1.6日、ナワズ・シャリフ元首相(PML-N)等によりパキスタン全土に対してストライキ乃至大規模な集会を促す呼び掛けが行われています(ストライキではなく、金曜礼拝後に大規模な集会を開催との情報もあります。)。同呼び掛けにより、店舗の営業、公共交通機関等に影響が及ぶ可能性があり、また午後から夜にかけて営業している店舗等に対する襲撃、治安当局との衝突等不測の事態が発生する可能性も排除できません。 2.外交団地区にも最高警備体制が敷かれ、外交団以外の方の出入りも厳しく制限されることが見込まれることから、6日(金)は日本大使館領事窓口を午後に限り一時閉鎖することといたしますので、ご理解・ご諒承願います。 3.また、12日からパキスタン主要都市で開始される弁護士等によるチョードリー前最高裁長官ら判事の復職等を訴える抗議デモ行進の日程が以下の通り発表されました。 (1)12日:カラチ、クエッタ、サッカル (2)13日:ムルタン (3)14日:ラホール (4)15日:ラワルピンディ (5)16日:イスラマバード イスラマバード市内では国会議事堂前西側路上(CONSTITUTION AVENUE)において座り込みによる抗議集会が行われる予定となっています。現在のところ同デモ行進は平和裏に行われる予定ですが、治安部隊との衝突等不測の事態が発生する可能性も排除できません。 4.在留邦人の皆様におかれては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、累次「お知らせ」でお伝えしている以下の諸点に今一度十分な注意を払い、最新の情報に留意しつつ、呉々も慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。 (1)テロの標的となりやすい場所、(政府機関、軍、警察等治安当局施設(含む車輌、検問所等)、宗教関連施設、与党(特にPPP)関連施設)には出来る限り近づかない。 (2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。 (3)マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行うと共に、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。 (4)近距離であっても、移動には可能な限り自家用車を利用し、特に深夜の一人歩きは避ける。 (5)郊外に赴く場合は、その地域の情報に十分な注意を払い、必要な場合には十分な警備体制をとる。 以 上