1.7月1日深夜、ラホール市内に所在するイスラム聖廟において連続自爆テロが発生し、少なくとも40人が死亡、175人が負傷する事件が発生しました。犯行主体は今のところ不明ですが、爆破は複数の自爆テロ犯によるものであり、施設内にいた礼拝中の多くの人々が犠牲となりました。
2. 事件の発生を受け、パンジャブ州警察は同州内の主要都市にあるモスク、教会、駅、バスターミナル、市場、映画館、ホテル等重要施設周辺における警備を強化しており、引き続き過激派武装勢力による犯行の可能性は否定できません。
3. ついては、在留邦人の皆様におかれては、テロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、以下の諸点につき今一度十分な注意を払い、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。
また、「大使館からのお知らせ」にて注意喚起している内容も再度御確認ください(過去の「大使館からのお知らせ」バックナンバーは、当館HPwww.pk.emb-japan.go.jp)からも参照可能です)。
(1)テロの標的となりやすい場所(宗教関連施設、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(3)マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。
(4)検問所付近に待機車両が渋滞となるケースが散見されるが、極力渋滞の多い検問所付近の通行は避ける。
(5)日頃から、自宅、勤務先等の近辺に、テロ事件の標的となり得る可能性の高い場所乃至は施設があるか、詳細を承知しておくことも重要。 以上