2010年12月2日木曜日

ムハッラム月に関する注意喚起

1.12月8日※よりムハッラム月(イスラム歴1月)となり、12月16日(木)※及び17日(金)※(ムハッラム月9日及び10日(アシュラ))は、イスラム教シーア派の宗教行事が行われる予定となっております。過去には、この宗教行事を巡り、シーア派とスンニ派間で死傷者を伴う衝突も発生しているほか、この機会を捉え、テロ事件が発生する可能性も排除できません。
※月の見え方により、日程が前後する可能性あり。

2.また、これまで累次「大使館からのお知らせ」にてお伝えしているとおり、最近では宗教施設をターゲットとしたテロの発生、宗教指導者等による「ロング・マーチ」における治安機関との衝突など、宗教行事・宗教施設に対する脅威がかなり高まっています。
さらに報道によれば、イスラマバード市内だけでも2010年1月以降100名を超えるテロリストが逮捕され、11月26日にはF8-1地区に所在するモスク近くにおいて、自爆ジャケット及び爆発物を所持した2名のテロリストが逮捕されております。

3.つきましては、ムハッラム月、特にアシュラの期間中は、モスク等の宗教施設及び集会や抗議デモ等人が多く集まる場所には近寄らないよう注意してください。また、累次「大使館からのお知らせ」にて注意喚起している内容を再度確認いただき、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください(過去の「大使館からのお知らせ」のバックナンバーは、当館HP(www.pk.emb-japan.go.jp)からも参照可能です。)。