2011年12月2日金曜日

シーア派宗教行事に関する注意喚起

1 12月4日(日)から6日(火)にかけて、パキスタン国内各地でイスラム教シーア派による大規模な宗教行事(アシュラ)が行われる予定です。過去には、このような宗教行事を巡り、シーア派とスンニ派間で死傷者を伴う衝突も発生しているほか、この機会を捉え、テロ事件が発生する可能性も否定できません。
ついては、このような宗教行事が開催されている場所及び不特定多数の人が集まる場所には極力近づかないよう注意してください。なお、イスラマバード、ラワルピンディー及びラホールで行事が予定されている地域については、ご参考までに資料を添付いたします。
※このほか、国内各地の主要な道路、シーア派モスク等で同様の行進が行われる予定です。

2 上記に加え、イスラマバードへ滞在または来訪される方は、以下の点に十分留意の上、危険回避に努めてください。
(1) 宗教行事の期間中、G6地区及びG9地区のシーア派宗教施設、アッパラマーケット、メロディーマーケット、カラチカンパニー(G-9)において、警察による厳戒態勢がしかれるので、不用不急の外出は避ける。
(2) また、6日(火)までは、イスラマバード市内全域(特にG6地区)において、夜間の移動は極力避ける。
(3) 同期間は市内全域において、警察によるセキュリティー・チェックが厳しくなることが予想されるので、外出の際は必ず身分証明書を携行する。