在留邦人の皆様へ
平成24年11月12日
在パキスタン日本国大使館
~大使館からのお知らせ~
(件名)
ムハッラム月及び宗教行事に関する注意喚起
(内容)
1 11月16日(金)※よりムハッラム月(イスラム歴1月)となり、11月24日(土)※及び25日(日)※(ムハッラム月9日及び10日(アシュラ))は、イスラム教シーア派の宗教行事が行われる予定となっています。
(※月の見え方により、日程が前後する可能性あり。)
2 この宗教行事に際して、パキスタン国内各地でシーア派のイスラム教徒による大規模な行進が行われ、過去には、行進の列を狙ったテロ、この宗教行事を巡った宗派間衝突が度々発生しており、多数の死傷者が出ています。
本行事に関して、最近発生したテロ・衝突は以下のとおりです。
【2007年1月】
・ 行進の列を狙った爆破テロ、15名死亡、30名負傷(ペシャワル)
・ シーア派モスクに対するロケット攻撃、11名負傷(バヌ)
【2008年1月】
・ シーア派モスクでの自爆テロ、8名死亡、20数名負傷(ペシャワル)
【2009年1月】
・ シーア派とスンニ派間の衝突、36名死亡・数十名負傷(ハングー)
【2009年12月】
・ シーア派モスクでの自爆テロ、5名死亡・81名負傷(ムザファラバード)
・ 行進の列を狙った自爆テロ、20名死亡・60名負傷(カラチ)
【2010年12月】
・ 行進の列を狙った手りゅう弾による襲撃、1名死亡・26名負傷(ペシャワル)
【2011年12月】
・ 行進の列を狙った爆破テロ2件、2名負傷(カラチ)
3 つきましては、ムハッラム月、特にアシュラの期間中は、モスク等の宗教施設及びこの様な宗教行事が開催されている場所には近寄らないよう注意するとともに、興味本位で見物することはお控えください。
また、累次「大使館からのお知らせ」にて注意喚起している内容を再度確認いただき、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください(過去の「大使館からのお知らせ」のバックナンバーは、当館HP(http://www.pk.emb-japan.go.jp)からも参照いただけます。)。
以 上