2014年2月20日木曜日

大使館からのお知らせ(パキスタン国内におけるテロ脅威情報に対する注意喚起)

在留邦人の皆様へ
平成26年2月20日
在パキスタン日本国大使館

大使館からのお知らせ
パキスタン国内におけるテロ脅威情報に対する注意喚起

1.20日付け当地新聞報道でも当国内務省からの情報として報じられておりますが、パキスタン国内全土におけるTTP等のテロ組織によるテロ攻撃の脅威が高まっており、特に首都であるイスラマバードについては、アルカイダ、TTP、ラシュカレ・ジャングヴィ(LeJ)の攻撃集団が潜伏しており、テロ攻撃の脅威が高まっているとのことです。

2.現在までのところ、テロ攻撃の具体的対象等の詳細情報については確認されておりませんが、今後の情勢によっては、市内の政府主要施設(政府関連施設及び外交団施設等)や商業施設等の警戒警備が強化されることも予想されます。

3.つきましては、邦人の皆様におかれては、上記情報を踏まえ、テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう十分な注意を払い、以下の注意事項を参考にして、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けていただけますようお願いいたします。また、イスラマバード以外の地域についても、最近の治安情勢を考慮し、同様の内容を参考にした行動を心掛けていただけますよう、併せてお願いいたします。

(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2)攻撃の標的となりやすい場所(軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、宗教関連施設、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、多数の欧米系の外国人が出入りする店舗等)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(3)レストラン、マーケット及びバス停など人が集まる場所での用事は、混雑している時間を避け、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(5)移動途中等に集会やデモに遭遇した場合、又は不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れる。

4.なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。

○当館ウェブサイト:
http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm
○外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン):
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=011#header