2014年9月1日月曜日

大使館からのお知らせ(外国人に対する強盗未遂事件発生に関する注意喚起)

平成26年9月1日
在パキスタン日本国大使館
在留邦人の皆様へ

~大使館からのお知らせ~
(外国人に対する強盗未遂事件発生に関する注意喚起)

1.8月31日(日)午後4時頃、イスラマバード市内の7th Avenueにおいて、外国人に対する強盗未遂事件が発生しました。

2.事件の概要につきましては、被害にあった外国人がKashmir-Highway方面に向かい7th Avenueを通行中、Jinnah Avenueと交差する高架橋付近において、複数の者らから車両を停車させられ金銭を要求されました。同外国人が要求を拒否したところ、犯人らは所持していた鉄や木の棒で車両を襲撃しましたが、被害者は現場から離脱することに成功し、身体的な被害には及びませんでした。

3.皆様ご承知の通り、現在もレッドゾーン内で当地政治団体による抗議活動が継続されており、治安当局と衝突する事態となっています。そのため、現下の不安定な情勢下、警察による警戒・警備体制が抗議活動に対して集中せざるを得ないことから、市内の警備力が従来より低下していることは否めず、市内全般の治安の悪化が懸念されております。

4.つきましては、デモの状況もさることながら、現在の不安定な情勢に乗じた一般犯罪の高まり又はテロ活動の発生の可能性も否定できないことから、在留邦人の皆様におかれましては、これまで発出した累次のお知らせを参照の上、以下の注意事項も参考に引き続き慎重な行動を取っていただくようお願いいたします。
(1)車両による移動等市内での活動においては、細心の注意を払って頂くとともに、安全な行動を心掛ける。
(2)移動中において、不審な者が車両を停車させている又はそのような状況を事前に確認できる場合は、速やかにその場から引き返す等により現場に接近しない。なお、Uターンが出来ない場合は速度を上げて現場を通過し、決して停車せず速やかに現場から離れる。万が一障害物等により停車させられた場合は、犯人の要求に抵抗せず、自らの身の安全を第一に考える。
(3)努めて渋滞を避けた移動を心掛けるとともに、信号で停車する場合においても周囲の状況を観察し、不審な行動を察知したならば直ちにその場から離れられるよう、車間距離又は空間を確保するよう努める。
(4)また、ラホールを始めとする国内主要都市においても、今回の抗議活動の影響を受け、治安の悪化が懸念されます。抗議活動等で多くの人が集まる場所への接近はもとより、移動途中等市内外で活動される場合は、細心の注意を払い、万が一このような事態になった場合には、その場所から直ちに離れる。

○これまで発出した「大使館からのお知らせ」
http://pkembjapan.blogspot.com/
○緊急時の大使館への連絡先:051-907-2500