2009年6月10日水曜日

お知らせ(ペシャワル市中心部における自爆テロについて)

1.9日午後10時30分頃、ペシャワル市中心部に所在する五つ星ホテル「パール・コンチネンタル・ホテル」において、推定500キロの爆発物を積んだ小型トラックによる自爆テロが発生し、報道によれば、外国人3名を含む15名が死亡、55名以上が負傷し、ホテル建物も甚大な被害を受けています。



2.これまでのところ犯行声明は出されておらず、犯行組織、犯行目的等は不明ですが、北西辺境州スワート郡等における軍事作戦に対する報復テロとの見方が強くなっています。



3.なお、ペシャワル市においては、5月22日、同市内の映画館前に停車してあった自動車に仕掛けられた爆弾が爆破し、10名以上が死亡、75名以上が負傷する事件が発生しています。また、同29日、同市内キッサ・カワニ地区のカバリ・バザールとキッサ・カワニ・バザールで相次いでバイクに仕掛けられていた爆弾が爆発し、6名が死亡、100名前後が負傷する事件が発生しています。さらに、同日、同市郊外マタナイ地区において、警察当局の検問所に対して爆発物を積載した車両による自爆テロ事件が発生し、警察官3名が死亡、3名が負傷する事件が発生しています。



4.在留邦人の皆様におかれては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、累次「お知らせ」でお伝えしている以下の諸点に今一度十分な注意を払い、最新の情報に留意しつつ、呉々も慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。

(1)テロの標的となりやすい場所(米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、政府機関・軍・警察等治安当局施設(含む車輌、検問所等)、宗教関連施設)には出来る限り近づかない。

(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。

(3)マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行うと共に、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。

(4)近距離であっても、移動には可能な限り自家用車を利用し、特に深夜の一人歩きは避ける。

(5)郊外に赴く場合は、その地域の情報に十分な注意を払い、必要な場合には、十分な警備体制をとる。



以 上