2009年11月2日月曜日

お知らせ(11月2日)

平成21年11月2日
在パキスタン日本国大使館

在留邦人の皆様へ
~大使館からのお知らせ~

(件名)
ラワルピンディ市内の高級ホテル付近における爆弾テロ事件の発生

(内容)
1.11月2日(火)10時40分頃、ラワルピンディ市内中心地マールロード(パールコンチネンタルホテル近郊)で爆弾テロ事件が発生しました。事件発生の背景等詳細は不明ですが、少なくとも30名以上が死亡、45名以上が負傷した模様です。

2.一部報道によれば、本件爆弾テロ事件はラワルピンディ市内中心地にある銀行の駐車場(周囲には主要ホテルの他、主要政府機関や軍関係施設が所在している)で発生し、多くの一般市民が巻き込まれたとのことです。
また、10月28日にも北西辺境州ペシャワル市内ペピル・マンディ地区のミーナ・バザールにおいて、車両爆弾を用いた爆弾テロ事件が発生し、118名が死亡、200名以上が負傷したほか、爆発によって多数の店舗が崩壊し、火災が発生しました。
上記事件に見られる通り、最近発生している爆弾テロ事件は、大都市の商店が多数所在する市内中心地やバザール(市場)等、不特定多数の一般市民が多く集まる場所で多く発生しており、結果的に被害が無差別化する傾向が見られます。

3.ついては、在留邦人の皆様におかれては、無差別化している爆弾テロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、以下の諸点につき今一度十分な注意を払い、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。詳細な注意事項については、10月16日付「大使館からのお知らせ(テロや誘拐に巻き込まれないための基本的な心構え)」を始め、当館より随時注意喚起のため発出している「大使館からのお知らせ」(バックナンバーは当館HP(www.pk.emb-japan.go.jp)より参照可能)や外務省HP「海外安全ホームページ」(www.anzen.mofa.go.jp)を今一度、再読願います。

(1)テロの標的となりやすい場所(国連関係機関、政府機関・軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所、政府関係者の宿舎等)、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、宗教関連施設)にはできる限り近づかない。また、一部報道によれば、スクールバス等を含む教育関連施設、マスメディア関連施設もテロの標的となる可能性がある旨指摘されているので、十分な注意を要する。
(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(3)不要不急の外出は極力控える。マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。