2010年3月31日水曜日

偽装警察官による強盗事件の発生に伴う注意喚起

3月30日、在カラチ日本国総領事館より、以下のとおり在留邦人宛「お知らせ」が発出されましたので、ご参考までにお知らせいたします。

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平成22年年3月30日
                             在カラチ日本国総領事館
在留邦人の皆様へ
             ~総領事館からのお知らせ~
         偽装警察官による強盗事件の発生に伴う注意喚起

1.29日午後、カラチ市内サダルタウンの道路上(アバリホテル近辺)において、邦人旅行者が被害者となる強盗事件が発生しました。

2.被害に遭遇した邦人がサダルタウンのクラブロードを徒歩にて移動中、複数の男が乗車する車両が近づいてきて、身分証らしきものを提示し、薬物捜査中の警察官であると名乗りました。男等は乗車したままで、車内から被害者の腕を掴むなどして動きを封じ、全所持品を検査していたところ、突如、現金のみを奪いその場から走り去りました。被害者は奪われた金品を取り返そうとした際に転倒し、腕などを負傷しました。

3.当地においては同類の事案が極めて多発しており、昨年12月にも当館より偽装警察官によるスリ事案に対する注意喚起を発出しております。また、当地においては銃器を使用した強盗が極めて多発しており、これまでも金融機関への立ち寄り後に邦人が被害に遭遇するケースが報告されています。邦人の皆様におかれては、各種注意喚起を踏まえ、種々の対策を講じられていると思われますが、特に、市内繁華街を徒歩にて移動する場合、郊外に移動する場合や多額の現金の授受を伴う場合は、当該犯罪に巻き込まれる、または狙われる危険性が高いことを改めて認識の上、細心の注意を払って行動してください。

4.また、当地においては銃器を使用する事案に遭遇する可能性が他所に比べて極めて高いことをご承知いただき、平時から同種事案に遭遇した対処方法を念頭に置くよう心掛け、不幸にも同種事案に遭遇してしまった場合は、決して抵抗せず、犯人の指示に従って下さい。所持金品に執着を示すことはあらぬ結果を招くことになりますので特にご留意願います。

5.なお、事件に遭遇した際は「身の安全」を第一に考えて行動し、その対処方法としては下記の諸点を参考としてください。
(1)抵抗しない
(2)犯人を刺激しない
(3)所持品に執着しない(大金、貴重品を持ち歩かない)
(4)犯人の特徴を覚える(車両ナンバー等を含む)
(5)警察等への通報(車の盗難~警察:15、CPLC:35683333)
          (現金、携帯等の盗難~警察15、CPLC:35682222)
  ※ 警察は英語不可です。ドライバー等を介して通報する必要があります。
  ※ CPLCは州政府の外郭団体で盗難車両データを扱っており、車両盗難時には、警察との間で無線交信を行っております(英語可)。

                                    以 上
在カラチ日本国総領事館
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Consulate-General of JAPAN
6/2 Civil Lines,Abdullah Haroon Road,
Karachi,75530,Pakistan
TEL:(92-21)3522-0800
FAX:(92-21)3522-0820
E-mail:soryojikan.karachi@mofa.go.jp
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