2012年3月28日水曜日

カラチ総領事館からのお知らせ:カラチ市内における治安の悪化に関する注意喚起

1 本27日早朝、MQM関係者宅襲撃事件が発生し、これを受けてMQMは本日、喪に服することを発表しました。その後市内各所で散発的に銃撃、バス・商店の焼き討ち等が行われ、報道によれば車両20台以上が燃やされるとともに数名の死傷者が発生している模様です。また、輸送業団体等は本日の業務を停止、当地の公立学校は休校することとなっています。

2 カラチ市においては、民族間、政党間の抗争により数日間で数十人が殺害される事件が度々発生しており、昨年7月には、政党間抗争により1週間で100名以上が殺害される事態となりました。今般の事件も今後の拡大が懸念され、数日間に及ぶ市内の混乱が予想されます。

3 当該事件において、邦人が直接の標的になることは考えられませんが、巻き添えに遭うこ可能性は十分考えられます。特に夕方から夜間にかけましては、事案が拡大する傾向があります。つきましては、邦人の皆様におかれましては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、極力外出を控えると共に、最新の情報に留意しつつ引き続き警戒心を保持していただくようお願いいたします。
なお、外出する場合にも以下の場所は極力避けるようご留意願います。
(1) バスターミナル、ショッピングセンター、高級ホテル、自由市場等多数の人が集まる公共施設等
(2) 政治演説、政治集会、抗議集会、政党関係事務所等
(3) 軍、警察、政府関係施設、宗教関連施設、外国公館等