在留邦人の皆様へ
平成25年5月31日
在パキスタン日本国大使館
~大使館からのお知らせ~
当地治安情勢に関する注意喚起
1.先日実施された当国における総選挙に伴い、6月1日(土)以降、当国議会に関連した各種政治日程が以下の通り予定されております。
6月1日(土):下院議員の宣誓
2日(日):下院議長・副議長候補者登録
3日(月):下院議長・副議長選出
4日(火):首班指名候補者登録
5日(水):首班指名選挙,首相宣誓
2.また、当地報道によりますと、米国の無人攻撃機によりTTPの主要幹部が殺害されたことに関連し、TTPは当国政府との対話のオファーを撤回し報復するとの声明を出したと報じています。
3.現在までのところ、上記に関した大規模な交通規制等、警備を強化する情報やテロ等の脅威情報は確認されておりませんが、上記1.については当国における重要な政治日程であり、各政治日程に出席する要人等を狙ったテロ発生の可能性も排除できません。また、上記2.の報復として、上記1.の各日程に出席する要人等だけではなく、欧米関連施設等を狙ったテロの発生に関しましても、あわせて十分な注意を図る必要があります。
4.つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考にしていただき、ご自身の安全に十分配慮した行動を心掛けるようお願いいたします。
(1) テロの標的となりやすい場所(軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、多数の欧米系の外国人が出入りする店舗、宗教関連施設)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(2) 集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(3) マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。
(4)日頃から、自宅、勤務先等の近辺に、集会場所やデモ・テロ事件の標的となり得る可能性の高い場所乃至は施設があるか、詳細を事前に承知しておくことも重要。
5.なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。
○当館ウェブサイト:
http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm
○外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン):
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=011#header