2015年4月29日
在カラチ日本国総領事館
在留邦人の皆様へ
総領事館からのお知らせ
(件名)カラチ等におけるテロ脅威情報に伴う注意喚起
(内容)
1 当館では、テロリストが近い将来、カラチ等に所在する組織、施設、インフラ施設に対する攻撃を計画しているとの情報に接しました。
具体的には、下記の施設等が攻撃対象となっているとしています。
① ハブダム、②ジンナー国際空港、③ハムダルド大学、④コランギ地区に所在するパキスタン空 軍基地⑤マリール・カントンメント、⑥パキスタン・スチール・ミル、⑦レンジャー本部、⑧シンド州議会、⑨スペース・アッパー・アトモスフェアー・リサーチ・コミッション、⑩米国総領事館、⑪カラチ大学。
2 つきましては、邦人の皆様におかれましては、今回の脅威情報を踏まえ、テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう、引き続き十分な注意を払い、以下の注意事項を参考にして、ご自身及びご家族の安全に十分配慮した行動を心掛けていただきますようお願いいたします。
(1)当地の各種報道等により最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2)空港を利用する場合の注意点。
(ア)空港利用者以外の空港への接近については、必要最小限にする。
(イ)空港利用時は、最新の安全情報を入手して安全な行動を心掛け、滞在時間を必要最小限にする。
(ウ)空港入場の際には車両渋滞等の混雑が予想されることから、入場待ちの際には周囲の状況を警戒し、不審な状況を察知した場合には、その場から直ちに離れるようにする。
(3)攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、多数の欧米系の外国人が出入りする店舗等)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(4)レストラン、マーケット及びバス停など人が集まる場所での用事は、混雑している時間を避け、短時間で効率的に行うとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れる。
(5)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(6)移動途中等に集会やデモに遭遇した場合、又は不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れる。
3 上記箇所を示した地図を添付します。