平成27年12月14日
在パキスタン日本国大使館
~大使館からのお知らせ~
(年末年始の安全対策について)
本年も12月となり、多くの方が年末年始に一時帰国や旅行等でご自宅を留守にする機会があるかと思いまが、反面、そのような留守宅をターゲットにした「空き巣狙い」に遭う危険性も高くなります。
また、累次のお知らせでもご案内しているとおり、テロ攻撃に関する脅威情報も確認されておりますので、この点につきましても引き続き注意が必要となります。
つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意点に参考にしていただき、留守宅及び当地での安全対策の確認を今一度お願いいたします。
1.住宅防犯対策
(1)留守時はもちろんのこと、在宅時であっても必ず施錠する。(2)特に就寝前には、玄関、勝手口、窓等が施錠されているか確認する。
(3)来訪者がきた場合、門・ドアを開ける前に必ず相手の身分事項を確認する。警備員がいる場合には、独自の判断で門扉を開けないよう指導する。
(4)使用人を雇用している場合、いかなる理由があっても、雇用主の許可なく第三者を勝手に住居内に立ち入らせないよう指導する。
(5)住居の鍵の管理及び施錠の確認は自分自身で行い、やむを得ず住居の鍵を使用人に預ける場合には、必要最小限とする。
(6)貴重品は施錠できる場所に保管する。
(7)不幸にして強盗に遭った場合には、身の安全を第一に考え、決して抵抗しない。
2.一般犯罪対策
(1)夜間や早朝の外出は出来るだけ避ける。外出する場合は近い距離であっても車を利用し、短時間で効率的に、用事をすませるよう心掛ける。(2)人の多く集まる場所(マーケット等)では、貴重品はズボンのポケットなどの盗まれやすいところには保管しないようにし、携行品は出来るだけ手から離さず、やむを得ず手を離しても体に密着するようにする。
(3)車を駐車する場合は、警備員のいる駐車場を極力利用するとともに、車の乗降時は周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れる。車に乗り込んでいる間は必ずドアロックをして、すべての窓を閉める。
3.テロ事件等に関する注意点
(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。(2)宗教行事や集会が行われている場所には、決して近づかない。
(3)移動途中等に集会等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)攻撃の標的となりやすい場所(報道機関、宗教関連施設、宗教行事開催場所、政府機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)には出来るだけ近づかないようにし、その他の場所(国連関係機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、レストランやマーケット等)での用事についても、短時間で効率的に行なうように心掛け、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れるようにする。
4.なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。
○当館ウェブサイト:
http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm○外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン):
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=011#header
○安全の手引き
http://www.pk.emb-japan.go.jp/JapaneseStuff/SecurityInfo%20(January,%202015).pdf