1.報道によれば、1月13日午前5時30分頃、イスラマバード市内G-6/4地区に所在する外交官(欧州の国。男性、独り暮らし)宅に拳銃を所持した強盗が侵入し、就寝中であった右外交官に拳銃を突きつけた上、現金20万ルピー(20万円相当)、携帯電話2台及びノートパソコン1台を強奪し、現場から逃走する事件が発生しました。
右外交官宅には、警備員の配置、防犯アラームの設置等、何も防犯措置が取られていなかったとのことです。
2.邦人の皆様におかれましては、拳銃使用強盗事件が多発している現状及び外国人被害刑事事件が散見されていることに鑑み、以下の点に注意して、再度防犯体制の強化及び見直しをするようお勧め致します。
犯罪のターゲットにされないために
・ 目立たない工夫。
必要以上に自己の地位や経済力を誇示するような言動を慎み、また出掛ける際に装飾品を着ける場合は、自宅から身に着けず、道中の車内で着けるようにしましょう。
・ 周囲の人間の態度の変化に敏感になる。
使用人が犯人を手引きして、強盗が敢行された事例もあります。
・ 見せる警戒~狙われたら最後
一旦、犯人にターゲットにされてしまうと、これを防ぐのは非常に困難です。自宅の囲繞壁に有刺鉄線を張り巡らす、警備員を雇用する、番犬を飼うなど、住人が防犯対策に力を入れている、と外部に示し、ターゲットになることを避ける工夫が必要です。
強盗に遭遇したら
不幸にして、もし強盗に遭遇したら、「命よりも大切なものはない」との認識のもとで犯人を刺激しないよう留意し、急激な動作(胸ポケットに手を入れる、逃げる、大声を出す等)をしないようにしましょう。
※ 万が一、強盗に遭遇してしまった場合に落ち着いた行動がとれるよう、日頃からシミュレーションをしておくことが大切です。