2011年2月7日月曜日

カシミール・デーにおけるデモ行進等に関する注意喚起

1.5日(土)は「カシミール・デー(Kashmir Day)」であり、パキスタン国内各地で集会やデモ行進が行われる予定です。警察当局によれば、同日はイスラマバード市内においても、大統領府付近(ブルーエリア) からアッパラ・マーケット周辺において、集会やデモ行進が行われる予定とのことです。デモ行進は平和裏に行われる模様ですが、デモ行進や集会には多くの人々が参加することが予想されるため、不測の事態が生ずる可能性も否定できません。

2.また、現在、当館の所在する外交団地区およびコンスティチューション・アベニュー(外交団地区西側の大通り)付近に対する自動車やオートバイを利用したテロの脅威が懸念されており、警察当局は同地区周辺において警備強化を図っていますので、可能な限り近づかない等自身の安全対策にご留意下さい。

3.また、当地報道によれば、3日深夜、パンジャブ州ラホール市内バダミバーグ地区に所在する聖者廟「ハズラット・ハイダル・サイーン・ダルバール」の正門付近で爆発があり、3人が死亡、少なくとも24人が負傷するテロ事件が発生しています。同日は、同聖者廟に祭られた聖者の命日(ウルス)であり、多くの礼拝客で混雑していたことから、多くの被害者が出た模様です。

4.ついては、在留邦人の皆様におかれましては、パキスタン国内各地において爆弾テロ事件等が発生している旨累次お伝えしておりますが、不測の事態に巻き込まれることのないよう、多くの人が集まるデモ行進や集会、また、これまでに標的とされた宗教施設・行事に限らず、国内各地にあるその他の宗教施設や行事には、極力近づかないよう十分注意してください。

5.ご参考までに、比較的大きな聖者廟は以下のとおりです。

【イスラマバード】
 ●バリー・イマーム廟(外交団地区北方)
 ●ゴルラ・シャリフ廟(E11地区)

【ラホール】
 ●ダーター・ダルバール廟(ラホール市北西)
 ●ミアン・ミール廟(ラホール市北西)

【ラワルピンディ】
 ●イードガー・シャリーフ廟(ピールワダイ付近)