2012年7月13日金曜日

大使館からのお知らせ(総領事館からのお知らせ(カラチ市における爆弾テロの脅威に対する注意喚起))


在留邦人の皆様へ
                              平成24年7月12日
                            在パキスタン日本国大使館
             ~大使館からのお知らせ~

 本日、在カラチ日本国総領事館より、以下のとおり「総領事館からのお知らせ」が
発出されましたので、お知らせいたします。

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                                               2012年7月12日
                                            在カラチ日本国総領事館
在留邦人の皆様へ
           
                                      総領事館からのお知らせ

(件名)
カラチ市における爆弾テロの脅威に対する注意喚起

(内容)
1 報道によると,7月11日午後,カラチ市内バルディア地区において自転車に仕掛け
られた遠隔操作式爆弾による爆弾テロ事件が発生し,政府関係(パキスタン宇宙上層大気
圏研究委員会)職員が乗車したバスが大破し,1人が死亡,少なくとも20人以上が負傷
しました。
2 カラチ市においては,過去にも,テロリスト取締りに対する報復とみられる警察や
レンジャー等治安機関を標的とした爆弾テロや宗派間の抗争が原因とみられる宗教関係
施設等を狙った爆弾テロなどが頻発しており,一般市民が多数死傷しています。本件発生
の背景等は未だ明らかではありませんが,昨年4月には海軍所属のバスを標的とした遠隔
操作式爆弾による爆弾テロが連続3件発生しており,今後同様のテロ事件が連続して発生
する可能性は否定できません。
3 つきましては,邦人の皆様におかれましては,テロ事件等不測の事態に巻き込まれる
ことのないよう,これまでに発出されているパキスタン各地域及び周辺国に関する危険情報、
スポット情報等をよく確認した上で、以下の点につき十分な注意を払い、慎重な行動を心掛
け、身の回りの安全対策・危機回避に留意してください。また、会社や団体など組織に属
する邦人の皆様は、本件につき組織内で情報共有を行ってください。
(1) テロの標的となりやすい場所(外国関連施設、外国系有名ホテルやファスト・フード
店を含む欧米関連施設、政府機関・軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、宗教関
連施設)にはできる限り近付かないでください。
  外国人の多く集まる場所や外国人が多く利用する商業施設等の利用は短時間とし、
長時間の滞在は極力控えてください。
(2) デモや集会を見かけたら絶対に近付かず、その場から速やかに退避してください。
(3)マーケット、駅、バス停等の人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なう
とともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から
離れてください。また、特に人が多く集まる夜間の時間帯は極力避けるよう心掛けてくだ
さい。
(4)パキスタンで各種事業を行う場合には、安全面の情報収集・分析を常に怠らないことは
もちろんのこと、その事業実施の必要性とリスクを比較の上、実施することになった場合には、
事務所及び活動現場の警備を強化する等十分な安全対策を講じてください。
(5) 車両等にて長距離を移動される場合、幹線道路であってもできるだけ明るい時間帯を
選び、日没後の移動は極力避けることをお勧めします。その際も、トラック・デポ(多数の
トラックが駐車・待機している区画)付近への立ち寄りは避けてください。また、郊外に
赴く場合には、その地域の情報に十分注意を払い、必要な場合には、十分な警備体制を
とってください。
(6)テロリストは身近なところに潜んでいることを念頭に、目立つ行動や騒がしい行為は極力
控えてください。
                                                                      以上

在カラチ日本国総領事館