2013年4月26日金曜日

総領事館からのお知らせ(選挙期間におけるカラチ市内治安情勢の悪化に関する注意喚起)


在留邦人の皆様へ 大使館からのお知らせ

平成25年4月26日
在パキスタン日本国大使館
在カラチ日本国総領事館より、以下のとおり「総領事館からのお知らせ」が発出されましたので、お知らせ致します。

2013年4月26日
在カラチ総領事館

在留邦人の皆様へ

総領事館からのお知らせ
選挙期間におけるカラチ市内治安情勢の悪化に関する注意喚起

1 報道によれば,昨25日夜,ノース・ナジマバードに所在するMQMの選挙事務所に対する爆弾テロが発生し,6名が死亡,13名以上が負傷しました。同党事務所は今月23日に引き続き,連続して爆弾テロの被害を受けています。

2 本件に関してTTPが犯行を認めており,同組織はMQMの他,ANP及びPPPに対しても警告を発しました。また,本件との関連は不明ですが,同日バロチスタン州においてもPPP候補者が手榴弾攻撃により死亡する事件が発生しています。

3 これらの状況から,総選挙投票日5月11日(土)を前にして,カラチ市内において同様の事件が更に発生する可能性が高まっており,警察等は警戒を強化しているところです。一方,その重点を選挙関係に置いていることから,警察等による,路上強盗など一般的な犯罪に対する抑止力が低下するという懸念もあります。

4 つきましては,邦人の皆様におかれましては,これらテロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,メディア等からの最新の情報入手に努めつつ慎重な行動を心掛け,身の回りの安全対策・危機回避に留意してください。また,前述のとおり,選挙期間中は一般犯罪の増加も懸念されることから,普段以上の警戒心を持って行動することが必要です。なお,外出する場合には以下の場所は極力避けるようご留意願います。
(1) 政治演説,政治集会,抗議集会,政党関係事務所等
(2) 軍,警察,政府関係施設,宗教関連施設,外国公館等
(3) バスターミナル,ショッピングセンター,高級ホテル,自由市場等多数の人が集まる公共施設等

以上

在カラチ日本国総領事館