在留邦人の皆様へ
平成26年10月24日
在パキスタン日本国大使館
~大使館からのお知らせ~
(件名)
偽警察官による声掛け事案の発生等に伴う注意喚起
(内容)
1 最近、警察官と名乗る私服姿の者が、イスラマバード市F-10エリア、F-6スーパーマーケット付近、ブルーエリア等において、外国人に対して声掛けを行い、身分証の提示及び所持品検査を求める事 案が発生しているとの情報が寄せられています。
2 これまでのところ、邦人がこうした声掛け事案から暴力、窃盗被害事件へ発展したとの報告はありませんが、過去には、所持品検査の隙に、金品を抜き取る事件や強盗事件がイスラマバード市及びラーワルピンディ市内において発生しております。
3 今回、警察を名乗った者たちが本物の警察官なのか否かは、現時点で確認は取
れていませんが、こうした偽警察官と思われる者からの声掛け事案については、過去にも発生していますので、再度、在留邦人の皆様におかれましては、万一、警察の職務質問に遭遇した場合、以下の内容を参考にした対応をお願いいたします。
① まずは身分証明書の提示を求め、これを確認する。
② ドライバー等が付近にいれば、助けを求める。
③ 所持品検査には安易に応じず、鞄、財布等を相手には渡さない。
④ 相手の言動等に不審な点が認められたとき(特に私服警察官の場合は注意)は、「最寄りの警察署(別添「警察署所在地」参照)において話を伺う」と伝え、相手とは別行動(相手の誘導には従わないこと)により警察署に赴き、同所にて話を聞く。
⑤ それでも相手が要求に応じない場合や、さらに何らかのトラブルに発展することが予想される場合には、日本大使館(代表電話051-9072500)まで御連絡ください。
4 なお、最近、ラーワルピンディ市等の都市においては、上記でお知らせした偽警察官事案以外にも、銃器を使用した強盗等の一般犯罪が恒常的に発生しております。特に、主要道路から外れた路地においては、その危険性が高まりますので、移動の際にはこれらの点においても留意願います。
以上