平成26年10月27日
在パキスタン日本国大使館
在留邦人の皆様へ
大使館からのお知らせ
当地政治団体による大規模抗議行進に関する注意喚起(その12)
1.8月下旬から行われている当地政治団体による大規模な反政府抗議活動に関し、10月27日(月)現在の状況について、以下の通りお知らせいたします。
(これまでの状況及び今後の見通し)
(1)8月下旬より行われている、当地政治団体(PTI及びPAT)のイスラマバード市内での反政府抗議活動については、10月27日現在、参加人数が数百人規模に減少しているものの、PTIによる抗議活動は継続的に実施されています。
(2)一方、PATのイスラマバードでの抗議活動については、10月21日に同政治団体代表より解散宣言がなされました。
(3)上記(2)の解散宣言に伴い、最後まで通行が極端に制限されていた、レッドゾーン地区内の当国議会前及びマリオット・ホテル前道路の通行制限が抗議活動前の状態に戻り(10月27日現在)、これにより、イスラマバード市内全域の交通規制についてはほぼ平常の状態に回復しました。
(4)イスラマバードにおける大規模な反政府抗議活動(特にPTIの活動)については、抗議活動が開始された初期と比較すると大幅にその規模は縮小して継続されていますが、別途、11月30日に当地にて大規模な集会を開催することを発表しています。
(5)また、PTI及びPATともにイスラマバード以外の都市での抗議活動を断続的に実施しています。
2.つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、これまで発出した累次のお知らせとともに、以下の注意事項も参考に慎重な行動を取っていただくようお願いいたします。
(1)当地の各種報道等により最新の情報を入手し、安全な行動を心掛ける。
(2)イスラマバード市内での通行は全面的に平時の状態に回復しましたが、レッドゾーン地区内においてはPTIによる抗議活動が継続して実施されていることを考慮し、特に抗議集会が開催される夜間については、当国議会前道路(コンスティチューション・アベニュー)の通行は控える。
(3)日中、夜間を問わず、集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(3)移動途中等に集会やデモに遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)攻撃の標的となりやすい場所(政府機関、宗教関連施設、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、多数の欧米系の外国人が出入りする店舗等)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも同種の場所を避けるように心掛ける。
○これまで発出した「大使館からのお知らせ」
http://pkembjapan.blogspot.com/
○緊急時の大使館への連絡先:051-907-2500