2011年8月23日火曜日

カラチ総領事館からのお知らせ:シーア派行事開催及び、断食月後半における銃器使用強盗事件に関する注意喚起

1 シーア派行事に関する注意喚起
(1)本22日(月)午後から、MAジンナー通りにおいて(一部サダル地域内の道路を含む)イスラム教シーア派の宗教行事(行進)が行われる予定です。
(2)一昨年末のMAジンナー通りにおけるシーア派行事爆弾テロ事件では40名以上が犠牲になった他,同じく昨年2月のシーア派行事の同テロ事件においても30名以上が犠牲になっています。これらの事件を踏まえ,本日の行進においては,当地警察は通行ルートへの進入規制(午後1時~午後8時まで)を強化するなどの措置をとるとしており,サダル付近一帯が混乱することが予想されます。
(3)つきましては、邦人の皆様におかれましては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、同宗教行事が開催される場所及びその周辺への外出を極力避けると共に、最新の情報に留意しつつ引き続き警戒心を保持していただくようお願いいたします。

○参考:行進コース(主な場所を抜粋)
    ニシュタル公園→ジンナー廟→MAジンナー通り→サダル地域(エンプレスマーケット前)→MAジンナー通り→Anjuman Hussainian Iranian Imambargah

2 断食月後半における銃器使用強盗事件に対する注意喚起
(1)当地においては,銃器を使用した強盗事件が極めて多発しており,これまでも通勤中や金融機関への立ち寄り後に邦人が被害に遭遇するケースが報告されています。カラチ市民の多くがイードに向けた買い物を楽しむこの時期は,特に強盗にとっても実入りの多い時期となることもあり,銃器使用の強盗事件が増加しています。
(2)邦人の皆様におかれては,各種注意喚起を踏まえ,種々の対策を講じられていると思われますが,特に,郊外を移動する場合や多額の現金の授受を伴う場合は,当該犯罪に巻き込まれる,または狙われる危険性が高いことを改めて認識の上,細心の注意を払って行動してください。
(3)また,不幸にも同種事案に遭遇してしまった場合は,決して抵抗せず,犯人の指示に従ってください。所持金品に執着することは思わぬ結果を招くことになりますので特にご留意願います。