2011年9月5日月曜日

カラチ総領事館からのお知らせ:強盗(ガンポイント)事件発生に伴う注意喚起

1 8月30日(火)午後,カラチ市内カイダバード付近において,邦人が乗車する車両に対する強盗事件が発生しました。

2 被害者は車両にてポート・カシム地区からナショナルハイウェイを経由し,カイダバードからコランギ通りに入る途中,跨線橋上で渋滞により停車した際,徒歩で車両に近付いてきた2人組の男から銃を向けられ,財布や現金,携帯電話等が強奪されました。被害者は抵抗しなかったことから幸いにも身体への被害はありませんでした。

3 当館から発出した8月22日付の「お知らせ」にもありますとおり,当地においては、銃器を使用した強盗が極めて多発しており、過去にもナショナルハイウェイにおいて邦人が被害者となる強盗事件が発生しています。今般,事件が発生したカイダバードやコランギ通りが位置するランディやコランギ地域は,カラチ市内においても犯罪発生件数が多い場所の一つでもあることから,ビン・カシム方面へのルートとしては,交通量が多く,かつ警察官の多いシャラエ・ファイサル通りを使用することをお勧めします。

4 邦人の皆様におかれては、各種注意喚起を踏まえ、種々の対策を講じられていると思われますが、特に、郊外を移動する場合や多額の現金の授受を伴う場合は、当該犯罪に巻き込まれる、または狙われる危険性が高いことを改めて認識の上、引き続き細心の注意を払って行動してください。

5 また,今般の事件では幸いにも犯人が発砲しませんでしたが,同種事案では抵抗したために犯人から発砲され被弾する事件が多数発生していますので,不幸にも事件に遭遇してしまった場合は、決して抵抗せず、犯人の指示に従って下さい。所持金品に執着を示すことは思わぬ結果を招くことになりますので特にご留意願います。