2012年5月4日金曜日

抗議集会に関する注意喚起

1 当地警察当局によれば、5月6日(日)午後2時頃、イスラマバード市内ブルーエリア(別図参照)において、パキスタン正義党(PTI)による大規模な抗議集会が実施される予定です。



2 また、PTI関係者によれば、今次集会は、先月26日に有罪判決を受けたギラーニ首相の対応を不服として抗議するもので、規模については不明ですが、各方面に呼びかけを行っている模様であり、警察当局によれば、この集会に対して厳重な警戒態勢を敷く予定としています。



3 つきましては、在留邦人の皆様におかれては、累次お知らせにてお伝えしておりますが、騒乱やテロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、以下の諸点につき今一度十分な注意を払い、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。



(1)テロの標的や騒乱行為のきっかけとなりやすい場所(軍・警察・裁判所等法執行機関及び治安施設(含む車両、検問所等)、宗教関連施設、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。

(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。

(3)マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。買い物等、外出時の行動は極力短時間とする等、十分な安全対策を講ずる。

(4)検問所付近に待機車両が渋滞となるケースが散見されるが、極力渋滞の多い検問所付近の通行は避ける。

(5)日頃から、自宅、勤務先等の近辺に、テロ事件等の標的となり得る可能性の高い場所乃至は施設があるか、詳細を承知しておくことも重要。