2013年1月21日月曜日

大使館からのお知らせ ( ジンナースーパーマーケット付近における偽警官容疑事件の発生について )


在留邦人の皆様へ
平成25年1月21日
在パキスタン日本国大使館

~大使館からのお知らせ~
(件名)
ジンナースーパーマーケット付近における偽警官容疑事件の発生について

(内容)

1 19日(土)午後5時30分ころ、在留邦人の方がジンナースーパーマーケット南側路上を歩行中、偽警官の可能性のある者に声を掛けられるという事案が発生しました(別添「現場見取図」参照)。相手は一般車両に乗車した私服の者2人で、邦人の方に対し、「何人だ」「我々は警察だ。ヘロイン所持容疑の中国人が逃走中であり、行方を探している」などと声を掛け、「Police」とスタンプが押印されたIDを提示しながら「パスポート、パスポート」と要求してきました。これに対し邦人の方は、提示されたIDカードが一見して安い作りに見えたため偽警官と判断し、すぐにその場を立ち去りましたが、警察を名乗った者たちは後を追うことはしなかったとのことです。

2 以前の報道によれば、昨年5月、イスラマバード及び隣接するラワルピンディでは偽警官による強盗等が多発していると報じられ、また、昨年9月には、英国人の方が車でジンナースーパーマーケット方面に向かっていたところ、バイクに乗った偽警官に停止を求められ、身体検査をされた際に財布をすられたと報じられました。

3 今回、警察を名乗った者たちが本物の警察官なのか否かは、現時点で確認は取れていませんが、在留邦人の皆様におかれましては、万一、警察の職務質問に遭遇した場合、以下の内容を参考にした対応をお願いいたします。
①まずは身分証明書の提示を求め、これを確認する。
②相手の言動や行動等に不審な点が認められたとき(特に私服警察官の場合は注意)は、「最寄りの警察署(別添「警察署所在地」参照)において話を伺う」と伝え、相手とは別行動(相手の誘導には従わないこと)により警察署に赴き、同所にて話を聞く。
③それでも相手が要求に応じない場合や、さらに何らかのトラブルに発展することが予想される場合には、日本大使館(代表電話051-9072500)まで御連絡ください。