2010年10月28日木曜日

在カラチ総領事館からのお知らせ:強盗被害発生に伴う注意喚起

1 10月28日(木)昼頃,カラチ市内サダル地区の路上において,総領事館車両が対象となる強盗事件が発生しました(日本人館員は乗車しておらず)。

2 被害にあった車両は,市内の銀行から総領事館へ戻る途中の路上において,強盗2人から突然発砲され,乗車していた現地職員及び警備員が重傷を負いました。強盗の一人は現金を要求していたことから,警察は金銭目的の強盗とみて捜査をしております。

3 当地においては、銃器を使用した強盗が極めて多発しており、これまでも金融機関への立ち寄り後に邦人が被害に遭遇するケースが報告されています。当館においては,銀行における業務に邦人職員を充てた他,警備員を乗車させる対策を講じておりました。今般,突然の発砲は警備員の抵抗を無力化する狙いがあったものと考えられます。

4 邦人の皆様におかれては、各種注意喚起を踏まえ、種々の対策を講じられていると思われますが、特に、郊外を移動する場合や多額の現金の授受を伴う場合は、当該犯罪に巻き込まれる、または狙われる危険性が高いことを改めて認識の上、細心の注意を払って行動してください。また、不幸にも同種事案に遭遇してしまった場合は、決して抵抗せず、犯人の指示に従って下さい。所持金品に執着を示すことは思わぬ結果を招くことになりますので特にご留意願います。