2010年8月11日水曜日

モンスーンによる豪雨、洪水被害に関する注意喚起(その2)

 現在、ハイバル・パフトゥンハー州を中心に、モンスーンによる豪雨や洪水被害が各地で
発生しており、報道によれば少なくとも1600人が死亡しており、洪水による被災者は
パキスタン全土で約1380万人に上るとみられています。

 なお、豪雨による洪水被害は各地に拡大しており、ギルギット・バルチスタン地域や
パンジャブ州においても、地滑りや洪水被害が発生しており、道路が寸断され、通行が
困難な状況となっている地域もあります。また、この雨は今後も続くことが予想されており、
河川の氾濫による洪水被害や豪雨による鉄砲水、土砂災害などが発生する可能性も否定
できません。

 ついては、ハイバル・パフトゥンハー州、ギルギット・バルチスタン地域方面及び
パンジャブ州への渡航を予定されている方は、可能な限り渡航を差し控えるとともに、
最新の情報を入手した上で、日程の変更、又は延期等の措置を執り、事故や災害に
巻き込まれないよう十分注意してください。

 また、在留邦人の皆様におかれては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、
最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危険
回避に十分注意してください。

(1)テレビやインターネット等により気象情報や災害情報などを確認するように
   してください。
(2)外出や旅行はできるだけ控えるようにしましょう。
(3)停電に備えて、懐中電灯をあらかじめ手元に用意しておきましょう。
(4)崖付近にお住まいの方は、大雨が続くと地盤がゆるみ、崖崩れが発生する恐れ
   がありますので十分注意してください。また、河川の近くにお住まいの方は、
   水位の上昇等確認してください。
(5)洪水被害により汚水を原因とする病気が蔓延する虞もあります。食事前に必ず
   石鹸で良く手を洗い、衛生に気をつけ、十分な栄養と睡眠を取りましょう。