2008年12月24日水曜日

年末年始における注意喚起

1.現在までのところ、イスラマバード市内及びその近郊において、テロ等が発生する特段の脅威情報はありませんが、各種行事等により、人の多く集まる場所はテロが発生する蓋然性が普段よりも高くなりますので、クリスマス及び年末年始においては以下の通りご注意願います。

(1)12月24日及び25日

クリスマス関連行事により人の集まる場所は注意が必要です。

(2)12月25日

ジンナー生誕記念日(カイデ・アザムの日)に当たり、各マーケット(特にジンナー・マーケット)には深夜まで多くの市民が集まることが予想されますので、ご注意願います。

(3)12月27日

ブットー元首相暗殺の一回忌により、パキスタン人民党(PPP)事務所(G-6/4 Street 85 House No.1)にて小規模な集会が行われる予定となっています。また、同元首相が暗殺されたラワルピンディ市内リアカット公園においても同元首相に対する追悼行事が取り行われ、延べ数千人規模の市民が献花等で訪れると予測されます。

(4)1月9日及び10日頃(月の見え方によりずれる可能性あり)

イスラム歴1月(ムハッラム)10日(アシュラ)にシーア派の宗教行事が行われる予定となっています。過去には、この宗教行事を巡り、シーア派とスンニ派間で死傷者を伴う衝突も発生しています。更に、この宗教行事を標的とするテロ発生の可能性も排除できませんので十分注意が必要です。

2.在留邦人の皆様におかれては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、累次「お知らせ」にてお伝えしている以下の諸点につき今一度十分な注意を払い、最新の情報に留意しつつ、呉々も慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。

(1)テロの標的となりやすい場所(米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、政府機関・軍・警察等治安当局施設(含む車輌、検問所等)、宗教関連施設)には出来る限り近づかない。

(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。

(3)マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行うと共に、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。

(4)近距離であっても、移動には可能な限り自家用車を利用し、特に深夜の一人歩きは避ける。

(5)郊外に赴く場合は、その地域の情報に十分な注意を払い、必要な場合には、十分な警備体制をとる。

以 上

2008年12月1日月曜日

総領事館からのお知らせ(民族間の衝突発生に伴う注意喚起)

1.11月29日から30日にかけて、カラチ市内各地において、パクトゥーン人とムハージルの両民族間の衝突が激化して、道路封鎖や投石、商店や車両に対する放火事案、銃器による発砲事件も多数発生し、一部では暴動に発展しました。

2.これまでに暴動等が発生した地区は、SOHRAB GOTH,GULBARG,ORANGI,BANARAS,
BALDIA,GULSHAN-E-IQBAL,LIAQUATBAD,NORTH NAZIMABAD,NEW KARACHI等の市内北部及び西部ですが、上記以外にも発砲事件は市内各地で散発的に発生しており、どこにおいても注意が必要です。

3.カラチ市警察は、状況は沈静化方向に向かっていると発表していますが、再度両民族間の衝突が再燃する蓋然性も否定できません。

4. 従って、在留日本人の皆様におかれましては、これまでに暴動が発生した地域に立ち入ることを避けるとともに、街頭における発砲等の不測の事態に巻き込まれないよう特に危機回避意識を高めて行動するようお願いいたします。

カラチ総領事館
担当 警備班 野田
電話番号 522-0800
FAX   522-0820
E-Mail cgjapan-kb@cyber.net.pk



GULBERG,LIAQUATBAD,ORANGI,BALDIA,GULSHAN-E-IQBAL,KORANGI,LANDHI、NORTH NAZIMABADの各地区内で民族間衝突が発生しています。
散発的な発砲事件は、これら地区に限定されずCLIFTONやSADDAR地区でも発生しておりますので注意が必要です。