2010年8月27日金曜日

援助関係者等を標的としたテロ攻撃に関する注意喚起

1.報道によれば、パキスタン・タリバーン運動(TTP)が、7月末からパキスタン全土で発生している洪水被害に対応して行われている援助活動に参加中の外国人援助関係者を対象に、何らかのテロ攻撃を計画しているとのことです。また、TTPはパキスタンにおいて外国人援助関係者が活動することは「受け入れがたい」と主張、その上で「我々が何かについて『受けがたい』という場合、人はそれぞれ結論を引き出せばよい」と述べており、TTPが外国人の援助関係者に対する襲撃を仕掛け、暴力的手段に訴える可能性がある旨示唆している、との報道もあります。

2.上記報道に関しては、必ずしも具体的な根拠は確認されておりませんが、パキスタン全土で洪水被害が拡大している中、本件災害を機にパキスタン市民の支持を得ようとする過激派武装勢力の目標の妨げとなる外国援助関係者の活動を、同勢力がテロ攻撃等の暴力的手段を持って排除しようとする可能性は否定できません。

3.また、上記報道によると、TTPは引き続き連邦・州の閣僚や行政幹部始め当局者への攻撃を企図しており、都市部でも警戒を続ける必要があることは、従来どおりです。

4.ついては、援助関係者も含め、パキスタンに渡航・滞在されている方々は、テロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、十分に情報収集の上、必要に応じ万全な警備措置を取るようにしてください。なお、パキスタンにはこれまでも「退避を勧告します。」を含めた危険情報が発出されています。危険な地域には決して立ち入らないようご留意願います。
また、以下の諸点につき今一度十分な注意を払い、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。

(1)テロの標的となりやすい場所(軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、宗教関連施設)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(3)マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。
(4)検問所付近に待機車両が渋滞となるケースが散見されるが、極力渋滞の多い検問所付近の通行は避ける。なお、イスラマバード外交団地区についても、同様の事態が発生しているので、入域する時期・時間等に十分注意する。
(5)日頃から、自宅、勤務先等の近辺に、テロ事件の標的となり得る可能性の高い場所乃至は施設があるか、詳細を承知しておくことも重要。
(6)空港を利用する場合、しばしばテロリストの襲撃の標的となることを念頭におき、不必要に人の多く集まる場所に近寄らない。その他、ホテルのフロントなど、不特定多数の人の立ち入りが容易なところでの滞在時間は最小限とするよう心掛ける。
(7)パキスタンの各地において誘拐事件が発生している。誘拐予防のためには、自らの身は自らが守る心構えを持ち、誘拐の危険度に応じた対策(通勤時の安全対策、住居の警備強化、日常行動上の注意等の総合的な対策)をとることが重要。特に海外で安全に暮らすためには、(イ)目立たない、(ロ)用心を怠らない、(ハ)行動を予知されない、という3原則を守る。日頃から行動パターン(通勤時間、使用する道や施設)を常に変え、ねらわれにくくすることが大切。
(8)最近のテロ事件の傾向として、午前中から日中にかけての時間帯に事件が発生していることも多く見られることから、買い物等、外出時の行動は極力短時間とする等、十分な安全対策を講ずる。
(9)テロリストは身近なところに潜んでいる。目立つ行動や騒がしい行為は極力控える。
以上

2010年8月20日金曜日

カラチ総領事館からのお知らせ:民族間、政党間抗争による治安悪化に関する注意喚起について

1.19(木)、空港近くにおけるANP関係者の殺害をきっかけに、市内各所で散発的に銃撃戦、バス・商店の焼き討ち等が行われ、報道によれば、少なくとも12人が死亡し、16人が負傷した他、バス10台が燃やされました。また,ザムザマにおいても発砲事案が発生したとの報道もあります。

2.カラチ市においては、民族間、政党間の抗争により数日間で数十名が殺害される事件が度々発生しております。今月2日にもMQM議員殺害後の暴力事案の拡大によって、1週間で約100名が殺害されました。今般の抗争も数日間は継続するとみられ、市内の混乱が予想されます。

3.当該抗争において、邦人が直接の標的になることは考えられませんが、巻き添えに遭うことは十分考えられます。特に夕方から夜間にかけましては、事案が拡大する傾向があります。つきましては、邦人の皆様におかれましては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、極力外出を控えると共に、最新の情報に留意しつつ引き続き警戒心を保持していただくようお願いいたします。
 なお、外出する場合においても、以下の場所は極力避けるようご留意願います。
(1)軍、警察、政府関係施設、宗教関連施設(全てのモスクを含む)、外国公館等
(2)バスターミナル、ショッピングセンター、高級ホテル、自由市場等多数の人が集まる公共施設等
(3) 政治演説、政治集会、抗議集会、政党関係事務所等
以上

2010年8月16日月曜日

テロ情報に関する注意喚起

1.当地英字紙において、パキスタン・タリバン運動(TTP)、ジュンドゥッラー集団及びその他非合法ミリタント組織が以下のテロを計画しているとの報道が見られます。
(1)ラマダン期間中におけるカラチ、イスラマバード、ラワルピンディ、ラホール及びその他パンジャブ州の都市における大規模テロ
(2)外国人、各国大使館等に対するテロ
(3)シーア派聖職者及びシーア派聖者廟に対するテロ
(4)パンジャブ州オカラ郡警察署に対する自爆テロ
(5)パンジャブ州内における標的殺人
(6)MQM指導者及び集会に対するテロ
また、テロの手段として、80キロの爆発物を積載した自動車爆弾による自爆テロ、パンジャブ州警察スペシャルブランチから盗まれたオートバイを利用したテロ、標的殺人等の可能性が挙げられています。

2.上記報道に関しては、必ずしも具体的な根拠は確認されていませんが、洪水による社会的な混乱に加え、ラマダン及びラマダン明けのイード休みという「パ」社会における大きな行事が行われる中、在留邦人の皆様におかれては、テロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、以下の諸点につき今一度十分な注意を払い、最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。
(1)所在地におけるテロ事件の発生状況、発生の可能性の有無等、テロ事件に巻き込まれるおそれがないかについて、あらかじめできるだけ具体的に承知しておく。テロの標的となりやすい場所(軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、宗教関連施設)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(3)マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。
(4)ホテルのフロント等不特定多数の人の立ち入りが容易なところでの滞在時間は最小限とするよう心掛ける。
(5)現在の治安情勢を踏まえ、警察当局は厳戒態勢を敷いて対応しており、検問所において車両のセキュリティーチェックを厳重に実施している。右により検問所に待機車両が渋滞となるケースが散見されるが、極力渋滞の多い検問所付近の通行は避ける等心掛ける。
(6)最近の傾向として、テロリストが治安関係者の制服を着用してテロを実行するケースが増加している。自宅及び勤務先の警備員に対しては、不審者の侵入を避けるため、不用意に侵入させることのないよう、来訪者に対しては必ず氏名、所属先、用件等を確認するよう徹底する。
(7)緊急事態が発生した場合、自らの安否や所在につき家族又は勤務先に至急一報することが重要。携帯電話がある場合は、日頃から携帯電話を常時携行し、家族、勤務先又は大使館等の番号をあらかじめ携帯電話に番号登録しておく。
(8)パキスタンでは治安情勢が急激に悪化する可能性が高い。余儀なく自宅又は勤務先等に留まらざるを得ない状況も想定されるので、少なくとも3日~1週間程度外出しなくともすむよう日頃から食料品、飲料水及び発電機用燃料等を保管すること。ホテルに宿泊される方も、可能な限り予備の飲食物を確保すること。

2010年8月13日金曜日

バロチスタン州の治安悪化に伴う渡航延期のお願いについて

1 バロチスタン州各地においては、従来から,パキスタンからの独立を目指す勢力や,同州からの自治獲得を目指す勢力等の反政府闘争が続いていることもあり,同州内は,極めて不安定な治安状況となっています。

2  州都クエッタ市をはじめとする州内各地では,治安機関に対する攻撃事件や他州からの移住者を狙った暗殺事件も多発している他,同州からアフガニスタンへ の通行ルートである各ハイウェイにおいても,米国やNATO駐留軍への補給物資輸送車両が襲撃される事件が多発しています。また,アフガニスタン及びイラ ン国境沿いの地域においては、薬物組織や武装組織が活発に活動しているとされています。

3  更に,昨年クエッタ市で米国人の拉致事件が発生した他、イランへ向かうハイウェイにおいて仏人が拉致されるなど、外国人が標的とされる拉致事件も発生し ています。また、2007年にはハブにおいて中国人エンジニアが爆弾テロの標的となった他、今年7月にはグワダル市のPCホテルがロケット弾による攻撃を 受けるなど、外国人もテロ攻撃の標的となっています。

4 これらの状況を踏まえ,今般,パキスタン外務省より,各国外交団,更にはパキスタンに在留する全ての外国人に対し,バロチスタン州への訪問を極力控えるようにとの通知(8月10日付)が当館に接到しました。

5  ついては,在留邦人の皆様におかれましては,これら治安状況等を十分ご勘案の上,バロチスタン州への渡航を極力差し控えるよう宜しくお願いします。な お、バロチスタン州においては、日本の外務省より,アフガニスタンとの国境付近一帯に「退避を勧告します」、イランとの国境付近一帯、デラ・ブグティ郡、 コールー郡、クエッタ市に「渡航を延期してください」、その他の地域に「渡航の是非を検討してください」の危険情報がそれぞれ発出されていますので、同地 域への渡航情報にも十分ご留意下さい。


2010年8月11日水曜日

モンスーンによる豪雨、洪水被害に関する注意喚起(その2)

 現在、ハイバル・パフトゥンハー州を中心に、モンスーンによる豪雨や洪水被害が各地で
発生しており、報道によれば少なくとも1600人が死亡しており、洪水による被災者は
パキスタン全土で約1380万人に上るとみられています。

 なお、豪雨による洪水被害は各地に拡大しており、ギルギット・バルチスタン地域や
パンジャブ州においても、地滑りや洪水被害が発生しており、道路が寸断され、通行が
困難な状況となっている地域もあります。また、この雨は今後も続くことが予想されており、
河川の氾濫による洪水被害や豪雨による鉄砲水、土砂災害などが発生する可能性も否定
できません。

 ついては、ハイバル・パフトゥンハー州、ギルギット・バルチスタン地域方面及び
パンジャブ州への渡航を予定されている方は、可能な限り渡航を差し控えるとともに、
最新の情報を入手した上で、日程の変更、又は延期等の措置を執り、事故や災害に
巻き込まれないよう十分注意してください。

 また、在留邦人の皆様におかれては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、
最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危険
回避に十分注意してください。

(1)テレビやインターネット等により気象情報や災害情報などを確認するように
   してください。
(2)外出や旅行はできるだけ控えるようにしましょう。
(3)停電に備えて、懐中電灯をあらかじめ手元に用意しておきましょう。
(4)崖付近にお住まいの方は、大雨が続くと地盤がゆるみ、崖崩れが発生する恐れ
   がありますので十分注意してください。また、河川の近くにお住まいの方は、
   水位の上昇等確認してください。
(5)洪水被害により汚水を原因とする病気が蔓延する虞もあります。食事前に必ず
   石鹸で良く手を洗い、衛生に気をつけ、十分な栄養と睡眠を取りましょう。

ラマダン期間中の注意事項等について

1. テロに対する注意
 本年は、8月中旬よりラマダン期間に入ります(注:現時点では、8月12日又は13日が有力)。過去にはラマダン期前後にテロ事件が発生していますので、 都市部、地方を問わず、人が多く集まる場所やテロの標的となり得る施設には極力近寄らないようご注意願います。

2.運転の際の注意
 ラマダン期間中、イスラム教徒は一部の人々(妊婦、疾病者、子供等)を除いて、日の出から日没までの間、一切の飲食を絶ちます。ラマダン期間中の夕方頃はイフタール(日没後にとる食事)のため、家路を急ぐあまりスピードの出し過ぎ、注意力の散漫等が相まって、交通事故が多発する傾向にあります。更に、交通事故が発生した場合、双方の運転手はもとより、野次馬までもが異常な興奮状態に
陥り、過去には集団で暴行を加えて死傷事件に発展したケースもありました。
 つきましては、自動車を運転する際は、車間距離を十分にとり、細心の注意を払い運転することはもちろん、他車の動きにも気を配ることが大切です。また、運転手を雇用している方は、運転手の精神状態、仕草、様子をよく観察し、興奮している場合には諫める必要があります。

3. 暴動などに対する注意
(1)現在、既にお知らせしておりますとおり、パキスタン国内において大規模な洪水被害が出ており、国連は現在までに約1380万人が被災した旨発表しています。洪水被害の拡大に伴い、各地において土砂崩れ等により道路が寸断される事態が生じており、今後は食料不足から暴動やデモが発生する可能性も否定できません。つきましては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、暴動やデモには絶対に近づかないようご注意願います。
(2)また、都市部においても、洪水の影響による物価の高騰、生活必需品の不足等から反政府デモの発生が懸念される他、押込強盗、路上強盗、窃盗等一般犯罪の増加が予測されることから、普段よりも防犯対策に意識を向け、一般犯罪被害に遭わないようご注意願います。

2010年8月10日火曜日

平成23年度大学入試センター試験受験案内等配布のお知らせ

 今般、独立行政法人「大学入試センター」から、平成23年度大学入試センター試験受験案内(出願書類等)の配布開始に伴い、海外に居住する試験受験希望者に対しても、受験案内を配布することにつき、当館に対して協力依頼がありました。

 つきましては、「平成23年度大学入試センター試験受験案内配布のお知らせ」を別添致しますので、同試験受験案内等の配布を希望される方は、8月27日(金)までに当館領事警備班(電話番号:051-907-2500、内線:281)までご連絡頂けますようお願いいたします。

2010年8月5日木曜日

エジプト入国査証に関する注意喚起

 従来から、我が国とエジプトの間では相互査証免除の取り決めがないことから、エジプト入国にあたっては、事前に査証の取得が必要となっています。
 他方、最近、他国の外交官等がエジプトへの渡航に際し、事前に査証を取得せずにカイロ空港へ到着したため、入国管理当局により入国を拒否されるという事案が発生しています。
 同国入国管理局によれば、外交・公用旅券所持者については、査証を取得せずに空港に到着した場合には、他国拒否事案と同様の措置になるとしており、右は相互主義に基づいた措置である旨表明しています。

 つきましては、関係各位におかれましては、かかるトラブルの発生を避ける観点から、エジプトへ渡航される際には、渡航理由が公務であるか否かを問わず、事前に査証を取得いただけますようお願いいたします。
 なお、一般旅券所持者についても、事前に査証の取得が必要ですが、仮に事前に取得できない場合には、空港到着時に空港内で取得することも可能とのことです(手数料15ドル、滞在期間30日まで)。

 念のため、エジプト査証取得に要する申請用紙を別添いたしますので、申請の際は別添申請書に必要事項を記載の上、写真2枚とともに当館領事警備班までご提出いただけますようお願いいたします(申請にあたっては、大使館からの口上書が必要となります)。

2010年8月3日火曜日

感染症に関する注意喚起について

1.現在、ハイバル・パフトゥンハー州を中心に、各地でモンスーンによる豪雨、洪水被害が発生しており、報道によれば少なくとも1,400人が死亡した旨報じています。

2.当地は雨期に入り、高い気温に加えて湿度の上昇、また、洪水被害の発生などにより、コレラ、赤痢、皮膚病、下痢症、肝炎、チフス等の感染症を引き起こす細菌が増殖し、また、蚊などの病害虫が大量発生しやすい環境になるので、マラリアやデング熱の流行が懸念されています。さらに、洪水被害の拡大に伴う衛生状態の悪化から、汚水を原因とする病気が蔓延する恐れがあります。

3.感染症には多くの種類があり、感染源や感染ルート、伝染力、治療方法は様様々です。ただし、一般的には食事前に必ず石鹸で良く手を洗い(使用人を含む)、衛生に気をつけ、十分な栄養と睡眠を取ることが大切です。

 その他、次の点にもご注意ください。
(1)生水を飲まない(歯磨きやうがいの際も生水は使用しない)。
  万が一、水道の水を飲む場合は必ず2分以上煮沸し、冷ましてから飲む。煮沸した水であっても、なるべく1日以内に飲用するものとし、長時間作り置きしておいた水を飲用しない。
(2)冷凍しても死滅しない病原菌もありますので、氷を摂取する場合は清潔な水で作ったものを利用する。
(3)加熱調理された食べ物であっても、長時間室温にさらされていた物は病原菌に汚染されている恐れがあるので、再度十分加熱してから食べる。

4.つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、飲食物、衛生管理、体調管理にはくれぐれもご注意いただくとともに、仮に感染した可能性があると感じられた場合には、お早めに医師に相談し、治療を受けるよう心掛けてください。

2010年8月2日月曜日

モンスーンによる豪雨、洪水被害に関する注意喚起

 現在、ハイバル・パフトゥンハー州を中心に、モンスーンによる豪雨や洪水被害が
各地で発生しており、報道によれば少なくとも800人が死亡した旨報じています。
 また、国連の推定によれば、パキスタン全土で約100万人が洪水被害を受けている
模様です。
 なお、ギルギット・バルチスタン地域においても、地滑りや洪水被害が多数発生して
おり、カラコラム・ハイウェイが寸断され、通行が困難な状況となっています。

 この雨は今後も続くことが予想されており、河川の氾濫による洪水被害や豪雨による
鉄砲水、土砂災害などが発生する可能性も否定できません。

 ついては、ハイバル・パフトゥンハー州及びギルギット・バルチスタン地域方面への
渡航を予定されている方は、可能な限り渡航を差し控えるとともに、最新の情報を入手
した上で、日程の変更、又は延期等の措置を執り、事故や災害に巻き込まれないよう
十分注意してください。

 また、在留邦人の皆様におかれては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、
最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危険
回避に十分注意してください。

(1)テレビやインターネット等により気象情報や災害情報などを確認するように
   してください。
(2)停電に備えて、懐中電灯をあらかじめ手元に用意しておきましょう。
(3)室外にある植木鉢や物干し竿など飛散の危険が高いものは、室内に取り込み
   ましょう。
(4)崖付近にお住まいの方は、大雨が続くと地盤がゆるみ、崖崩れが発生する恐れ
   がありますので十分注意してください。また、河川の近くにお住まいの方は、
   水位の上昇等確認してください。
(5)外出できなくなることも想定し、数日間分の食料等の備蓄をお勧めします。
(6)外出や旅行はできるだけ控えるようにしましょう。

                                  以上