2011年4月29日金曜日

カラチ市における爆弾テロの脅威に対する注意喚起

1 当地報道によると,4月28日午前,カラチ市内(カルサズ)において海軍車両(バス)を狙った爆弾テロ事件が発生し,少なくとも5名が死亡、15名が負傷しました。事件の背景及び詳細は不明ですが,26日に発生したテロと同じく,走行中のバスを狙った爆弾テロであり,爆弾の仕掛けられたバイクが遠隔式装置により爆発したのではないかとの報道もあります。

2 カラチ市においては,2日前にも海軍車両を狙った同様の爆弾テロが2件連続で発生して4名が死亡したばかりであり,今後も海軍をはじめとした軍や治安機関に対する同様の爆弾テロが発生することが懸念されます。

3 つきましては,邦人の皆様におかれましては,テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,以下の点につき十分な注意を払い,慎重な行動に心掛け,身の回りの安全対策・危機回避に留意してください。また,累次のスポット情報やパキスタン全土に発出している危険情報も参照してください。
(1)テロの標的となりやすい場所(政府機関、軍、警察等治安当局施設(含む車両、検問所等),宗教関連施設,米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設),外国公館にはできる限り近づかない。
(2)マーケット,バス停など人が集まる場所での用事は,短時間で効率的に行なうとともに,常に周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場から離れる。また,特に夜間の人が多く集まる時間帯は極力避けるよう心掛ける。

2011年4月28日木曜日

カラチ総領事館からのお知らせ:カラチ市における爆弾テロの脅威に対する注意喚起

1 当地報道によると,4月28日午前,カラチ市内(カルサズ)において海軍車両(バス)を狙った爆弾テロ事件が発生し,少なくとも5名が死亡、15名が負傷しました。事件の背景及び詳細は不明ですが,26日に発生したテロと同じく,走行中のバスを狙った爆弾テロであり,爆弾の仕掛けられたバイクが遠隔式装置により爆発したのではないかとの報道もあります。

2 カラチ市においては,2日前にも海軍車両を狙った同様の爆弾テロが2件連続で発生して4名が死亡したばかりであり,今後も海軍をはじめとした軍や治安機関に対する同様の爆弾テロが発生することが懸念されます。

3 つきましては,邦人の皆様におかれましては,テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,以下の点につき十分な注意を払い,慎重な行動に心掛け,身の回りの安全対策・危機回避に留意してください。また,累次のスポット情報やパキスタン全土に発出している危険情報も参照してください。
(1)テロの標的となりやすい場所(政府機関、軍、警察等治安当局施設(含む車両、検問所等),宗教関連施設,米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設),外国公館にはできる限り近づかない。
(2)マーケット,バス停など人が集まる場所での用事は,短時間で効率的に行なうとともに,常に周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場から離れる。また,特に夜間の人が多く集まる時間帯は極力避けるよう心掛ける。

2011年4月26日火曜日

カラチ総領事館からのお知らせ:カラチ市における連続爆弾テロの脅威に対する注意喚起

1 報道によると,4月26日午前,カラチ市内において2件の海軍車両(バス)を狙ったバイクによる連続爆弾テロ事件が発生し,少なくとも4名が死亡、30名以上が負傷しました。事件の背景及び詳細は不明ですが,遠隔式装置を使用した自爆テロとの報道もあります。
(犯行地区:DHA(PHASEⅡ),バルディア)

2 最近,カラチ市においては,ギャング抗争による爆弾テロ事件により約20名が死亡する爆弾テロ事件が発生しているほか,近年治安機関に対する爆弾テロ,宗教関係行事に対する爆弾テロが連続発生し,多数の死傷者が出ています。

3 つきましては,邦人の皆様におかれましては,テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,以下の点につき十分な注意を払い,慎重な行動に心掛け,身の回りの安全対策・危機回避に留意してください。また,累次のスポット情報やパキスタン全土に発出している危険情報も参照してください。
(1)テロの標的となりやすい場所(政府機関、軍、警察等治安当局施設(含む車両、検問所等),宗教関連施設,米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設),外国公館にはできる限り近づかない。
(2)マーケット,バス停など人が集まる場所での用事は,短時間で効率的に行なうとともに,常に周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場から離れる。また,特に夜間の人が多く集まる時間帯は極力避けるよう心掛ける。

カラチ総領事館からのお知らせ:カラチ市における爆弾テロの脅威に対する注意喚起

1 報道によると,4月21日午後9時30分頃,カラチ市内リヤリ地区(サダルタウン西側)のカジノにおいて,爆弾事件が発生し,約20名が死亡し,約35名が負傷しました。未だ,事件の真相は明らかになっておりませんが,警察はギャング同士の抗争事件もしくはテロリストによる爆弾テロとみて捜査をしています。

2 これまでカラチ市においては,治安機関に対するTTPによる爆弾テロ,スンニ派とシーア派の宗派対立に起因する爆弾テロ,イスラム聖者廟に対する爆弾テロ事件が発生しており,今後も同様の爆弾テロが発生する可能性は否定できません。また,カラチ市内では薬物取引,恐喝等を生業とするギャング組織が暗躍しており,これらの勢力争いとみられる殺傷事件が連日発生いる状況にあります。

3 なお,カラチ市においては,一つの事件が引き金となって,市内全域に暴力事案が伝播し,多くの人命が
失われる事件が度々発生しております。今般の事件に関しても,報復行為が行われることも予想され,一時的に治安が悪化することもあり得ます。

4 つきましては,邦人の皆様におかれましては,テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう,以下の点につき十分な注意を払い,慎重な行動に心掛け,個々人における安全対策・危機回避に留意してください。また、会社や団体など組織に属する邦人の皆様は、本件につき組織内で情報共有を行ってください。
(1)テロの標的となりやすい場所(政府機関,軍,警察等治安当局施設(含む車両,検問所等),宗教関連施設,米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設),外国公館にはできる限り近づかない。
(2)マーケット,バス停など人が集まる場所での用事は,短時間で効率的に行なうとともに,常に周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知したら,速やかにその場から離れる。また,特に夜間の人が多く集まる時間帯は極力避けるよう心掛ける。

2011年4月5日火曜日

ギルギット・バルチスタン地域(旧北方地域)への渡航・滞在に関する注意喚起

1.ギルギット・バルチスタン地域(旧北方地域)では、観光シーズンを迎え、邦人旅行者をはじめ、
多くの旅行者が同地域を訪れています。
 同地域は、昨年5月に発生した大規模な地滑りにより、ゴジャール地方アッタバード周辺に巨大な湖が
でき、フンザ中心地域と北方の上フンザとの間のカラコラム・ハイウェイが通行不能となりました。現在も
修復等復旧工事は進んでおらず、車両・人を極めて不定期に運行される大型バージで「湖」の区間を輸送する
状況が続いています。カラコラム・ハイウェイの他の地域においても、一部区間において路面の状況が劣悪な
場所があります。

2.また、同地域は海抜2千メートル程度と標高が高いため、昼夜の気温の寒暖差が激しいほか、道路の整備
状況も悪く、長時間の車両による移動は身体に負担がかかるため、体調管理には十分注意する必要があります。

3.さらに、同地域はパキスタンの中では治安は比較的安定していますが、これまでもイスラム教シーア派と
スンニ派の宗派間抗争等による銃撃事件や爆弾テロ事件が発生しており、過去にはこうした衝突により商店に
火がつけられ、住民が暴徒化した事態も発生しています。ギルギットでは、厳しい検問を含め市内各所で警戒措置がとられています。観光地ではあるものの、滞在にあたっては十分な注意が必要です。

4.ギルギット・バルチスタンの東部の管理ライン沿い等や、西方・南方のハイバル・パフトゥンハー州内の
多くの地域は退避勧告の危険情報が発出されていますので、くれぐれもご留意願います。また、トレッキングを含め、パキスタン側の指定する「規制地域」に立ち入る際には、必ず当局の定める手続きに従い、事前の許可を取り付ける必要があります。

5.つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、累次「大使館からのお知らせ」にてお伝えしているとおり、不測の事態に巻き込まれることのないよう以下諸点について十分な注意を払い、最新の情報に留意するなど、個々人における安全対策に心掛けてください。また、日程には余裕を持ち、フライト・キャンセルの場合も、長距離の陸路移動に頼ることなく、フライト再開を待つことができるようなアレンジをおすすめします。

(1)不特定多数の人が集まる場所には、決して近づかない。特に、テロの標的となり得る施設(政府・軍関連施設、聖者廟などの宗教関連施設、欧米関連施設等)及び検問所や警備関係者が多数集まる場所にはできるだけ近づかない。
(2)買い物はできるだけ日中に済ませ、夜間など人が多く集まる時間帯のマーケットの利用はできるだけ避ける。
(3)移動はできるだけ明るい時間帯に行い、夜間の移動は極力控える。特に、幹線道路であっても、夜間の長距離移動は極力避ける。
(4)旅行日程はできるだけ十分な移動時間をあて、無理のないスケジュールを組むよう留意する。
(5)散策やトレッキングなど長時間行う場合には、自身の体力に見合ったコース、距離、時間等選択するよう注意する。
(6)見た目は安全に見えても、思わぬ危険が潜んでいる可能性もある。土地勘のない場所での行動には細心の注意を払うほか、単独での行動は絶対に避けるよう注意する。
(7)緊急事態が発生した場合、自らの安否や所在については、家族又は勤務先に至急一報することが重要。携帯電話がある場合は、日頃から携帯電話を常時携行し、家族、勤務先又は大使館等の番号を予め携帯電話に登録しておく。
(8)山間部では激しい降雨により土砂崩れや山崩れが発生することがある。山道の走行は転落事故も多発しますので、できるだけ避けた方が賢明。

2011年4月4日月曜日

テロに関する注意喚起

1.3日、パンジャブ州デラ・ガジ・ハーン郡にあるサキ・サワール聖者廟付近において、2度にわたり自爆テロが発生し、42人が死亡、100人以上が負傷するテロ事件が発生しました。一部報道によれば、パキスタン・タリバン運動(TTP)からテロ攻撃の犯行声明が出された模様であり、「このテロ攻撃は、パキスタン政府軍による掃討作戦に対する報復攻撃であり、今後も更なる攻撃を続ける」旨報じられています。
 また、犯行主体は不明ですが、4日午前、ハイバル・パフトゥンハー州ディール郡ローワーディール地区にあるバス停留所において、遠隔操作式の爆弾が爆発し、5人が死亡、少なくとも8人が負傷するテロ事件も発生しています。

2.現在、連邦直轄部族地域(FATA)モーマンド管区等において、パキスタン政府軍による過激派武装勢力に対する軍事掃討作戦が行われており、右攻撃に対する報復と思われるテロ事件がペシャワルをはじめ、マルダン、チャルサダ、スワビ等においても発生しています。

3.こうした現状を受け、警察当局は厳しいセキュリティー・チェックを実施していますが、今後も政府、治安機関、警察関連施設および聖者廟等の宗教関連施設を狙った同様のテロ事件の発生が懸念されています。

4.現下の治安情勢を受け、隣国との国境付近及びFATAをはじめ、ペシャワル、マルダン、チャルサダ、ディール、スワート、マラカンド等ハイバル・パフトゥンハー州の広範囲の地域に対し、「退避を勧告します。渡航は延期してください。」などの危険情報を発出しています。

5.つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、治安情勢の現状を踏まえた慎重な行動を心掛け、テロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、以下の諸点につき今一度十分な注意を払い、個々人における安全対策・危機回避に十分注意してください。

(1)テロの標的となりやすい場所(軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、聖者廟などの宗教関連施設、学校関連施設)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(2)マーケットやバス停など、人が多く集まる場所での用事は、短時間で効率的に行うとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れる。
(3)検問所付近に待機車両が渋滞となるケースが散見されるが、極力渋滞の多い検問所付近の通行は避ける。
(4)日頃から、自宅、勤務先等の近辺に、テロ事件の標的となり得る可能性の高い場所乃至は施設があるか、詳細を承知しておくことも重要。
(5)車両等にて長距離を移動される場合、幹線道路であってもできるだけ明るい時間帯を選び、日没後の移動は極力避ける。その際も、トラック・デポ(多数のトラックが駐車・待機している区画)付近への立ち寄りは避ける。