2011年2月11日金曜日

宗教行事等に関する注意喚起(その2)

 2月16日(水)は祝日(Eid Milad-un-Nabi)となり、各地において宗派を問わず重要な行事が行われます。また、本日2月11日(金)から2月15日(火)にかけてラホール市内各聖者廟においても、シーア派重要宗教行事であるウルス(命日祭)が行われる予定です。同市内においては、先月25日、シーア派の宗教行事に伴う行進の近傍において自爆テロが発生しており、少なくとも13人が死亡、52人が負傷しております。
 このような宗教行事が開催されている場所及び不特定多数の人が集まる場所では、不測の事態が生ずる可能性も否定できませんので、可能な限り近づかない等自身の安全対策にご留意ください。現在までに確認しているラホール市内においてウルス(命日祭)が行われる場所は以下のとおりです。(ウルスの日付については若干ずれる可能性もあります。)

・Mian Mir(Cantonment地区):2月11日~12日
・Pir Makki(ダータ・ガンジ・バクシュ近く):2月14日~15日

宗教行事等に関する注意喚起

1.2月11日(金)、イスラマバード市内G9地区(ロータス・ロード周辺)において、スンニ派による大規模な集会が行われる予定です。同集会は礼拝後に行われる模様であり、警察当局は同地区周辺において厳戒態勢を敷いて警備にあたっています。
 また、同12日(土)午後3時頃、同市内G6/2地区にあるシーア派宗教施設マルガジ・イマーム・バーグ(Markazi Imam Bargah)及びラワルピンディ市内ボハル・バザール(Bohar Bazaar)等において宗教行事が行われる予定です。警察関係者等によれば、イスラマバード市内においては同施設内で行事が行われ、デモ行進等は行われないとのことですが、ラワルピンディ市内においては警察当局による交通規制が行われ、マリー・ロードの一部が封鎖される可能性もあるとのことです。
 過去にはこのような宗教行事を巡り、シーア派とスンニ派間で死傷者を伴う衝突も発生しているほか、
この機会を捉え、テロ事件が発生する可能性も否定できません。ついては、このような宗教行事が開催されている場所及び不特定多数の人が集まる場所では、不測の事態が生ずる可能性も否定できませんので、可能な限り近づかない等自身の安全対策にご留意ください。

2.また、1月27日にラホールで起きた米国総領事館関係者によるパキスタン人銃撃事件につき、その後も事件の処理を巡り、米国・パキスタン両国の関係が緊迫しています。米国人のみならず、外国人一般にも危害や干渉が及ぶ危険がありますので、不特定多数の人が集まる場所には極力近づかないよう注意してください。

3.つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう、以下の点に十分な注意を払い、個々人における安全対策・危機回避に努めてください。

(1)テロの標的となりやすい場所(軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、宗教関連施設、学校関連施設)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(2)外出する際は極力短時間とするほか、周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら速やかにその場から離れる。
(3)検問所付近に待機車両が渋滞となるケースが散見されるが、極力渋滞の多い検問所付近の通行は避ける。

2011年2月10日木曜日

当館休館日の変更について

 今般、イード(Eid-Milad-un-Nabi)に係る休日が2月16日(水)とされた
ことに伴い、当館も本来開館日と定めていた2月16日(水)を休館日としました
ので、お知らせします(当初休館日として御案内した2月17日は開館します)。
 なお、今後の2011年当館休館(予定)日は以下の通りですので、改めて
お知らせします。

  2月16日(水) Eid Milad-un-Nabi
  3月21日(月) 春分の日
  3月23日(水) Pakistan Day
[ 5月 1日(日)Labour Day]
  7月18日(月) 海の日
[ 8月14日(日)Independence Day]
  8月31日(水) Eid-ul-Fitr ※
  9月 1日(木) Eid-ul-Fitr ※
  9月 2日(金) Eid-ul-Fitr ※
  9月19日(月) 敬老の日
 11月 7日(月) Eid-ul-Azha ※
 11月 8日(火) Eid-ul-Azha ※
 11月 9日(水) Iqbal Day
 12月 7日(水) Ashura ※
 12月 8日(木) Ashura ※
[12月25日(日)Quaid-e-Azam Day/Christmas]
 12月29日(木) 年末休暇
 12月30日(金) 年末休暇
[12月31日(土) 年末休暇  ]

*:月の見え方により、ずれる可能性あり。

カラチ総領事館からのお知らせ:邦人に対する強盗(ガンポイント)事件発生に伴う注意喚起

 本日、在カラチ日本国総領事館から以下のとおり「総領事館からのお知らせ」が発出されましたので、お知らせいたします。

1. 2月9日(水)午後1時頃、カラチ市内カイダバード付近ナショナル・ハイウエイ上(別添地図参照)において、邦人乗車車両に対する強盗(ガンポイント)事件が発生しました。

2. 被害者車両は、空港方面からナショナルハイウェイを経由して、カイダバードからコランギ地区へ向かう途中、車両の速度が落ちる交差点付近でけん銃を所持した二人乗りのバイクに停止を命ぜられ、財布、腕時計及び携帯電話を強奪されましたが、被害者は何ら抵抗しなかったことから、幸いにも身体的被害は生じませんでした。

3. 当地においては、銃器を使用した強盗が極めて多発しており、これまでも金融機関への立ち寄り後に邦人が被害に遭遇するケースや、車両移動中に強盗に襲われるケースが報告されています。また、カイダバードからコランギ地区付近においては、一昨年も同様の邦人被害強盗事件が発生しています。邦人の皆様におかれては、各種注意喚起を踏まえ、種々の対策を講じられていると思われますが、特に、郊外を移動する場合や多額の現金の授受を伴う場合は、当該犯罪に巻き込まれる、または狙われる危険性が高いことを改めて認識の上、細心の注意を払って行動してください。
 また、不幸にも同種事案に遭遇してしまった場合は、決して抵抗せず、犯人の指示に従って下さい。所持金品に執着を示すことは思わぬ結果を招くことになりますので特にご留意願います。

2011年2月7日月曜日

カシミール・デーにおけるデモ行進等に関する注意喚起

1.5日(土)は「カシミール・デー(Kashmir Day)」であり、パキスタン国内各地で集会やデモ行進が行われる予定です。警察当局によれば、同日はイスラマバード市内においても、大統領府付近(ブルーエリア) からアッパラ・マーケット周辺において、集会やデモ行進が行われる予定とのことです。デモ行進は平和裏に行われる模様ですが、デモ行進や集会には多くの人々が参加することが予想されるため、不測の事態が生ずる可能性も否定できません。

2.また、現在、当館の所在する外交団地区およびコンスティチューション・アベニュー(外交団地区西側の大通り)付近に対する自動車やオートバイを利用したテロの脅威が懸念されており、警察当局は同地区周辺において警備強化を図っていますので、可能な限り近づかない等自身の安全対策にご留意下さい。

3.また、当地報道によれば、3日深夜、パンジャブ州ラホール市内バダミバーグ地区に所在する聖者廟「ハズラット・ハイダル・サイーン・ダルバール」の正門付近で爆発があり、3人が死亡、少なくとも24人が負傷するテロ事件が発生しています。同日は、同聖者廟に祭られた聖者の命日(ウルス)であり、多くの礼拝客で混雑していたことから、多くの被害者が出た模様です。

4.ついては、在留邦人の皆様におかれましては、パキスタン国内各地において爆弾テロ事件等が発生している旨累次お伝えしておりますが、不測の事態に巻き込まれることのないよう、多くの人が集まるデモ行進や集会、また、これまでに標的とされた宗教施設・行事に限らず、国内各地にあるその他の宗教施設や行事には、極力近づかないよう十分注意してください。

5.ご参考までに、比較的大きな聖者廟は以下のとおりです。

【イスラマバード】
 ●バリー・イマーム廟(外交団地区北方)
 ●ゴルラ・シャリフ廟(E11地区)

【ラホール】
 ●ダーター・ダルバール廟(ラホール市北西)
 ●ミアン・ミール廟(ラホール市北西)

【ラワルピンディ】
 ●イードガー・シャリーフ廟(ピールワダイ付近)