2010年8月2日月曜日

モンスーンによる豪雨、洪水被害に関する注意喚起

 現在、ハイバル・パフトゥンハー州を中心に、モンスーンによる豪雨や洪水被害が
各地で発生しており、報道によれば少なくとも800人が死亡した旨報じています。
 また、国連の推定によれば、パキスタン全土で約100万人が洪水被害を受けている
模様です。
 なお、ギルギット・バルチスタン地域においても、地滑りや洪水被害が多数発生して
おり、カラコラム・ハイウェイが寸断され、通行が困難な状況となっています。

 この雨は今後も続くことが予想されており、河川の氾濫による洪水被害や豪雨による
鉄砲水、土砂災害などが発生する可能性も否定できません。

 ついては、ハイバル・パフトゥンハー州及びギルギット・バルチスタン地域方面への
渡航を予定されている方は、可能な限り渡航を差し控えるとともに、最新の情報を入手
した上で、日程の変更、又は延期等の措置を執り、事故や災害に巻き込まれないよう
十分注意してください。

 また、在留邦人の皆様におかれては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、
最新の情報にも留意しつつ、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・危険
回避に十分注意してください。

(1)テレビやインターネット等により気象情報や災害情報などを確認するように
   してください。
(2)停電に備えて、懐中電灯をあらかじめ手元に用意しておきましょう。
(3)室外にある植木鉢や物干し竿など飛散の危険が高いものは、室内に取り込み
   ましょう。
(4)崖付近にお住まいの方は、大雨が続くと地盤がゆるみ、崖崩れが発生する恐れ
   がありますので十分注意してください。また、河川の近くにお住まいの方は、
   水位の上昇等確認してください。
(5)外出できなくなることも想定し、数日間分の食料等の備蓄をお勧めします。
(6)外出や旅行はできるだけ控えるようにしましょう。

                                  以上