2013年6月9日日曜日

総領事館からのお知らせ(邦人車両に対する発砲事件発生に伴う注意喚起)

2013年6月7日

在カラチ日本国総領事館
在留邦人の皆様へ

総領事館からのお知らせ
(件名) 邦人車両に対する発砲事件発生に伴う注意喚起

                                                  
1 6月6日午前6時10分ころ、カラチ市内において邦人に対するけん銃発砲事件が発生しました。事案概要は以下のとおりです。

(1)上記日時,KPTフライオーバーからシャラエ・ファイサル通りへ抜ける通り(通称バローチ・コロニー・ロード)を移動中,道路中央付近に廃タイヤを置いて火をつけ,交通妨害をしようとしている3人の若い男性を発見した。
(2)車両が男性らの側方を通過した際,男1名がけん銃を取り出して地面に向けて1発発砲したため,速度を上げてその場を離脱した。
(3)後刻,車両を確認したところ,左後部ドアに弾痕1個を認め,弾丸が地面で跳ねて被弾していたことが判明した。
(4)なお,事件当日,カラチ市内ではMQMが商店や交通機関に朝からストライキをするよう働きかけていた。


2 今回の件は,別の犯罪に偶然居合わせたことで被害に遭ったものと判断されますが,当地においてやむを得ず早朝や深夜に車両で移動する必要がある皆様には,犯罪の被害に巻き込まれることのないよう,若しくは,被害を最小限に抑えるため、下記のような対策を複合的に活用していただき、安全確保に努めてください。

(1)早朝や日没後、特に人通りが少なくなる時間帯にやむを得ず外出しなければならないときは必ず警備員を帯同するなど,適切な安全対策をとってください。
(2)目的地には必ず直行することを厳守し,道中,不測の事態が生じても不用意に車両を止めることのないよう心がけてください。
(3)大通りは,抜け道と比較して一般的に交通量が多いので,早朝や深夜は多少遠回りになっても大通りを通行してください。
(4)平素から治安関係の情報収集に努め,不穏な情報を入手した場合は,可能な範囲でスケジュールの変更等を検討してください。
(5)不幸にも車両を止められるなどして犯罪に巻き込まれてしまった場合は決して抵抗せず,犯人の指示に従って下さい。所持金品に執着を示すことは思わぬ結果を招くことになりますので特にご留意願います。


3 参考
本件発生場所は以下の地図のとおりです




以上