2013年8月5日月曜日

大使館からのお知らせ(米国務省によるテロ脅威に関する警告発出に伴う注意喚起)

在留邦人の皆様へ

平成25年8月5日
在パキスタン日本国大使館

~大使館からのお知らせ~
米国務省によるテロ脅威に関する警告発出に伴う注意喚起

1 8月2日(米国東部時間)、米国務省は、テロ脅威に関する以下の内容の警告を発出し、全世界の米国民に対して注意喚起を行いました。

(1)米国務省は、米国民に対し、特に中東・北アフリカ地域及びアラビア半島において引き続きテロ攻撃が発生する可能性があることを警告する。現在の情報によれば、アル・カーイダ及びその関連組織が、同地域及び同地域外でテロ攻撃を計画しており、8月末までの期間にその努力を集中させる可能性がある。
(2)テロリストは様々な手段と武器を使用し、公的及び民間権益を標的にする可能性がある。テロリストが公共交通機関及びその他旅行関連施設を攻撃する可能性についても留意されたい。テロリストは過去において地下鉄や鉄道、航空、海上サービスを攻撃した経緯がある。

2 米国務省が発したこの警告は、日本人を対象としたものではなく、また現時点では、テロ脅威に係る情報の詳細は明らかにされていませんが、今後、世界各地、特に中東・北アフリカ地域においてテロが発生する可能性があり、場合によっては日本人が巻き込まれるおそれがあります。

3 パキスタンは上記対象地域に含まれていないものの、皆様におかれては日頃からテロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努めてください。また、この警告との関連性は不明ですが、新聞報道によると、昨日4日(日)イスラマバード警察が軍と共同し、イスラマバード市内のマルガラ山周辺の警備を強化しているということですので、公共の場所に滞在する際や交通機関利用時にも周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場を離れるなど安全確保に十分注意を払ってください。

4 なお、米国務省は,中東・アフリカ地域に所在する一部の米大使館・総領事館(在パキスタン米国大使館は含まれておりません)を、8月4日(日)から10日(金)まで、一時閉館する旨発表しましたので、参考までにお知らせいたします。今回の一時閉館措置は、予防的な措置として行うとのことです。本件対象となる地域の詳細については、外務省発出の広域情報をご参照ください。
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2013C340

5 また、テロ脅威に関しては、以下も併せて御参照ください。

(1)2012年6月26日付広域情報「テロ事件に関する注意喚起」(http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2012C195

(2)パンフレット「海外へ進出する日本人・企業のための爆弾テロ対策Q&A」

(3)パンフレット「海外旅行のテロ・誘拐対策」
(パンフレットは、http://www.anzen.mofa.go.jp/pamph/pamph.html に掲載。)

(問い合わせ窓口)
○外務省領事サービスセンター
 住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

(外務省関連課室連絡先)
○外務省領事局邦人テロ対策室(テロ・誘拐関連)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)3399
○外務省領事局海外邦人安全課(テロ・誘拐関連を除く)
 電話:(代表)03-3580-3311(内線)5139
○外務省 海外安全ホームページ
 http://www.anzen.mofa.go.jp/
 http://m.anzen.mofa.go.jp/mbtop.asp (携帯版)