2013年12月20日金曜日

大使館からのお知らせ(シーア派宗教行事(Chehlum)に関する注意喚起)

在留邦人の皆様へ
平成25年12月20日
在パキスタン日本国大使館

~大使館からのお知らせ~
(件名)
シーア派宗教行事(Chehlum)に関する注意喚起
(内容)
1.12月23日(月)はイスラマバード市内において、翌24日(火)はイスラマバード市以外のパキスタン全域において、シーア派の宗教行事チェヘラム(Chehlum。殉教者フセインの命日後40日を祝う行事)が執り行われ、例年どおり、多数の方たちが右宗教行事に参加することが予想されます。

2.過去にはこのような宗教行事を巡り、シーア派とスンニ派の間で死傷者を伴う衝突が発生しており、先月15日のシーア派宗教行事アシュラに際しては、ラワルピンディ市で多数の死傷者を伴う両派間の衝突が起き、一時、外出禁止令が発令されるほどの事態にまで発展しました。

3.当地警察関係者によれば、現在までのところ判明しているイスラマバード市内の開催場所は、シーア派モスクのMARKAZI IMAM BARGAH(St.9、G-6/2)であり、同モスクが所在するG-6/2地区周辺において、行事参加者による行進が行われる見込みです(別添参照)。

4.つきましては、在留邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考に、ご自身及の安全に十分配慮した行動を心掛けていただけますようお願いいたします。特にチェヘラムの期間中は、モスク等の宗教施設及び宗教行事が開催されている場所には近寄らないよう注意するとともに、興味本位で見物することはお控えください。
(1)当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2)集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。
(3)移動途中等に集会やデモに遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、多数の欧米系の外国人が出入りする店舗等)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(5)レストラン、マーケット及びバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れる。