2014年1月23日木曜日

大使館からのお知らせ(カラチ市内におけるイスラム教徒による抗議活動等に関する注意喚起)

在留邦人の皆様へ
大使館からのお知らせ
平成26年1月23日
在パキスタン日本国大使館

在カラチ日本国総領事館より、以下のとおり「総領事館からのお知らせ」が発出されましたので、お知らせ致します。

2014年1月23日
在カラチ日本国総領事館
在留邦人の皆様へ
総領事館からのお知らせ
カラチ市内におけるイスラム教徒による抗議活動等に関する注意喚起

1 1月21日,バロチスタン州マスタング郡において,シーア派の巡礼バスが自爆テロの被害に遭い,24人以上が死亡,40人以上が負傷しました。これに伴い,シーア派教徒はパキスタン全土で抗議活動を行っております。カラチ市内では,22日朝から現在(23日正午)までシーア派居住区各所で座り込み抗議が継続しており,シャラエ・ファイサル通りのカルサスから空港付近までの間が通行止めになるなど,以下の各地区に影響が出ています。
○ シャラエ・ファイサル通り(カルサス~空港付近)
○ ノース・ナジマバード
○ ヌマイシュ交差点付近
○ アンチョリ交差点付近
○ グルシャンタウン(カラチ大学付近)
○ アッバスタウン
※ なお,22日夜には,DHA地区スリーソード交差点付近でも座り込み抗議が行われており,今後,上記地区以外でも抗議活動が行われる可能性はあります。

2 明日23日(金)には,シーア派の抗議活動の可能性に加え,16日にスンニ派宗教政党JUI-Sシンド支部長が射殺されたことに伴って,同政党や他のスンニ派政党がストライキを行う予定であり,今週末,カラチ市内の治安が悪化するおそれがあります。

3 抗議を行っている者の中には,けん銃を把持した者も目撃されており,また,過去には,抗議をしている場所を通行しようとした車両や通行人が車両損壊や暴行の被害を受けるといった事件も発生しています。報道によれば,今回もカラチ市内では,すでに車両2台が焼き討ちに遭っております。

4 つきましては,以下の注意事項を参考にして,ご自身の安全に十分配慮した行動を心掛けて下さい。
(1)当地の報道等より最新の安全情報を入手するようにし、迂回路を通るなど安全な行動を心掛ける。
(2)抗議活動やデモが行われている場所,宗教施設や宗教行事が開催されている場所には近づかない。
(3)移動途中等に抗議活動やデモに遭遇した場合には、速やかにその場から離れる。
(4)レストラン,マーケットなど人が集まる場所での用事は,短時間で効率的に行なうとともに,常に周囲の状況に注意を払い,不審な状況を察知した場合には,速やかにその場から離れる。
以 上