2014年5月16日金曜日

総領事館からのお知らせ(DHA・クリフトン地区に住む外国人襲撃に関する注意喚起)


総領事館からのお知らせ(DHA・クリフトン地区に住む外国人襲撃に関する注意喚起)


(内容)
1. 本日、当地警察はカラチ市内に住む外国人に対して以下の情報を発信しました。
●武装勢力がDHA地区およびクリフトン地区に居住する西洋人教師などの外国人を標的としたテロ攻撃を実行する計画があるとの情報に接した。
●武装勢力は現在,どこでテロを敢行するか見定めているところであり,具体的な犯行日時や場所,犯行手段などは判明していない。
●警察はこの情報に基づき,同地区において特別警戒を実施し,被害防止を図る予定である。

2.また5月上旬,オーストラリア外務省から以下のような渡航情報が発信されています。
- Reports of early-May 2014 indicate extremists may be planning to attack or kidnap Westerners associated with international schools in Karachi.
(出典:http://www.smartraveller.gov.au/zw-cgi/view/Advice/Pakistan)
どの程度の脅威があるのか具体的には判明しませんが,当該情報によれば,カラチ市内のインターナショナルスクールに通っているWesterners(学生あるいは教師など)が過激派集団に襲撃あるい誘拐される可能性があるとのことです。

3.現在,当地に所在するアメリカンスクールは,終了式の時期を2週間早めて学期を終了しており,同校の欧米人教師や学生家族の多くがカラチから出国しています。

4.警察は,邦人も警戒を怠らないようにと説明しており,これまで同様,以下の点に十分注意して生活していただくようお願いします。
(1)当地の報道等により最新の安全情報を入手し、安全な行動を心掛ける。
(2)マーケット、レストラン及びバス停など人が集まる場所での用事は、混雑している時間を避け、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れる。特に、現地一般人が多く出入りする市場(サンデーマーケットを含む)には極力近づかないようにする。
(3)攻撃の標的となりやすい場所(政府関係機関、軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、宗教関連施設(含む移動中の宗教関係車両等)、国連関係機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、多数の欧米系の外国人が出入りする店舗等)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(4)金曜礼拝などの宗教行事,集会やデモが行われている場所には決して近づかない。
(5)移動途中等に集会やデモに遭遇した場合、又は不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れる。

5.なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。
○在カラチ日本国総領事館
http://www.kr.pk.emb-japan.go.jp/j/
○外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン):
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=011#header