2015年3月16日月曜日

大使館からのお知らせ(ラホール市内で発生した爆発事件に関する注意喚起)

在留邦人の皆様へ
平成27年3月15日
在パキスタン日本国大使館

~大使館からのお知らせ~
(ラホール市内で発生した爆発事件に関する注意喚起)

1.15日午前11時15分頃、ラホール市内のヨウハナバード(Youhanabad)にあるキリスト教関連施設(別添「地図」参照)において、複数回の爆発を伴った自爆テロ事件が発生しました。現地警察より確認した情報によりますと、現時点(15日13時00分)において本事件による外国人被害は確認されていないとのことですが、これまでに4名が死亡し、40名以上が負傷する被害が発生しています(報道においては10名が死亡、48名が負傷との情報もあります。)

2.本件に関し、パキスタン・タリバーン運動(TTP)が犯行声明を出したと報じられておりますが、現地治安当局は現在事件捜査を行っております。

3.昨年11月には、ラホール市郊外ワガー国境において大規模な爆発テロ事件が発生し、先月17日にも同市内の警察関連施設近くで爆発事件が発生するなど事件が頻発していることもあり、今後も同市内等において同様の爆発事件が発生する可能性も考えられます。

4.つきましては、邦人の皆様におかれましては、以下の注意事項を参考にしていただき、ご自身の安全に十分配慮した行動を心掛けていただけますようお願いいたします。また、ラホール市以外の地域についても、同様の内容を参考にした行動を心掛けていただけますよう、併せてお願いいたします。
(1) 当地の各種報道等より最新の安全情報を入手するようにし、安全な行動を心掛ける。
(2) 攻撃の標的となりやすい場所(宗教関連施設、軍・警察等治安当局施設(車両、検問所等を含む)、国連関係機関、政府機関、米国系有名ホテルやファースト・フード店を含む欧米関連施設、多数の欧米系の外国人が出入りする店舗等)にはできる限り近づかない。また、車両等で移動する際にも、同種の場所を避けるよう心掛ける。
(3) レストラン、マーケット及びバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知した場合には、速やかにその場から離れる。
(4) 集会やデモが行われている場所には、決して近づかない。

5.なお、上記注意点以外にも、当地で安全に滞在するための参考となる情報が以下のウェブサイトに掲載されておりますので、そちらもあわせてご確認下さい。
○当館ウェブサイト:
http://www.pk.emb-japan.go.jp/indexjp.htm
○外務省海外安全情報ウェブサイト(パキスタン):
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcinfectionspothazardinfo.asp?id=011#header