2009年11月23日月曜日

お知らせ(イード休暇に伴う注意喚起)

1.11月20日、パキスタン政府は、イード(Eid-ul-Azha)に係る休日を、11月27日(金)から同30日(月)の4日間とする旨発表しました。

2.イード休暇の前後には、買い出しや帰省、Uターンのため、マーケット、銀行、バスターミナル付近は大変な混雑となることが予想されます。

これら多くの人々が集まる場所はテロや武装勢力による攻撃の対象となる可能性があるため、十分な注意が必要です。

3.最近では、ペシャワル周辺をはじめ、多くの一般市民が利用する商店街に被害が及ぶ爆弾テロ事件が発生しており、多くの犠牲者が出ています。

 最近の傾向から、犯行組織の標的が攻撃しやすいソフトターゲットへ拡大しているとの見方もありますので、外出する際は細心の注意を払うようご留意ください。

4.つきましては、在留邦人の皆様におかれては、「お知らせ」等にて累次お伝えしている以下の諸点に今一度十分な注意を払い、テロ事件等不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の治安情勢の入手に努めてください。

(1)爆弾テロ事件の発生状況、発生の可能性の有無等、爆弾テロ事件に巻き込まれるおそれがないかについて、あらかじめできるだけ具体的に承知しておく。標的となりやすい場所(軍、警察、検問所、国連関係機関、政府機関、欧米関連施設、宗教関連施設)や集会、お祭り、夜間のマーケット等人が多く集まる場所にはできるだけ近づかない。

(2)特に、現金の引き出し等が集中しがちな月初め、月央、月末や連休の直前直後は、銀行に多数の人が並び、ラワルピンディの事件のように実際にそれが標的とされた例もあるので注意する。

(3)空港を利用する場合、しばしばテロリストの襲撃の標的となることを念頭に置き、不必要に人の多く集まる場所に近寄らない。その他、ホテルのフロント等不特定多数の人の立ち入りが容易なところでの滞在時間は最小限とするよう心掛ける。

(4)最近の傾向として、警察当局がセキュリティーの強化を実施しているため、

渋滞が多くなっている。極力渋滞の多い検問所付近の通行は避ける。

(5)パキスタンの各地において誘拐事件が発生している。誘拐予防のためには、自らの身は自らが守る心構えを持ち、誘拐の危険度に応じた対策(通勤時の安全対策、住居の警備強化、日常行動上の注意等の総合的な対策)をとることが重要。特に海外で安全に暮らすためには、①目立たない、②用心を怠らない、③行動を予知されない、という3原則を守る。日頃から行動パターン(通勤時間、使用する道や施設)を常に変え、狙われにくくすることが大切。

(6)テロリストは身近なところに潜んでいる。目立つ行動や騒がしい行為は極力控える。

                                     以上