2011年1月18日火曜日

ラホール市内聖者廟「ダーター・ダルバール」における宗教行事開催に伴う注意喚起について

1.(1)報道等によれば、 今月23日から3日間、ラホール市内に所在するパキスタン国内でも有数の聖者廟である「ダーター・ダルバール」において、聖者の命日祭(ウルス)が開催さ れる予定となっています。現地警察によれば、命日祭開催日には、数千人から数万人が右聖者廟を訪れる見込みとなっており、また、同施設周辺においては、警 察による検問等が設置されるため、右聖者廟及び周辺道路等はかなり混雑することが予想されます。
(2)右聖者廟は、昨年7月1日午後10時50分頃、特別礼拝中の参拝者を狙った連続自爆テロにより、40名以上が死亡、175名以上が負傷するテロ事件が発生していることからも、期間中は、右聖者廟及び同周辺地域には近づかないように十分注意して下さい。

2. これまで、パキスタン国内各地において爆弾テロや外国人を狙った誘拐・殺人事件が発生している旨累次お伝えしておりますが、在留邦人の皆様におかれては、 改めてテロ事件など不測の事態に巻き込まれることのないよう、以下の諸点につき引き続き十分な注意を払い、慎重な行動に心掛け、個々人における安全対策・ 危機回避に十分注意してください。


(1)テロの標的となりやすい場所(政府機関・軍・警察等治安当局施設(含む車両、検問所等)、宗教関連施設)にはできる限り近づかないでください。

(2)マーケットやバス停など人が集まる場所での用事は、短時間で効率的に行なうとともに、常に周囲の状況に注意を払い、不審な状況を察知したら、速やかにその場から離れてください。また、特に夜間の人が多く集まる時間帯は極力避けるよう心掛けてください。